美容・健康の悩みを少しでも解消し、前向きな毎日を提供する

更新日以降、情報の更新が停止しております。
内容が最新ではない可能性がございますので予めご了承ください。

肌を白くする方法から黒くなる原因まで徹底検証

更新日:2018.05.11
公開日:2018.01.25
ドクター画像
この記事の監修者
美容師(店長)、ヘアメイクアーティスト 原田直美

肌の黒さが気になる秋、紫外線が強くなりだす初夏…と、一年を通して気になるのが肌の色。気をつけていても黒くくすんでしまった肌にお悩みの方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、肌を白くする方法をご紹介します。

肌の白さは、日本人女性にとって「美の基準」とされることがあります。それなのに、知らず知らずのうちにくすんで見えたり、以前よりも黒っぽくなってしまうことがあります。実は、肌の色を守るためには、しっかりと意識した行動やケアが必要なのです。なぜ肌が黒くなってしまうのか、肌を白くするにはどうすればよいのか、今回はそんな疑問をトコトン解消します!加えて人気美容師の原田直美さん推奨の美白ケアにおすすめの医薬部外品・薬用化粧品も紹介します。

肌が黒くなる原因

肌が黒くなる原因

ひと言で「肌が黒い」といっても、その原因や理由はさまざまです。ここでは代表的な原因について解説していきます。

【原因1】日焼け

肌が黒くなる最大の原因は日焼けです。肌が紫外線を浴びることにより、肌細胞・メラノサイトが肌を黒くする色素・メラニン色素を大量につくられます。これが、いわゆるシミやくすみとなり、肌を黒くさせるポイントになります。このような紫外線による影響で肌の色が変化することは、皮膚が紫外線から防御するための反応であり、決して悪いことではありません。

しかし、紫外線を浴びることはシミやくすみ、肌色のトーンを黒っぽくさせてしまうので避けることが重要になります。

【原因2】肌荒れ

肌がカサカサに乾燥したり、ヒリヒリと炎症を起こしていたり、荒れている状態は肌の色をくすませ、色を黒っぽくさせてしまいやすくなります。肌が荒れているということは、肌に刺激を与えていることになります。これにより、肌は紫外線と同じように防御反応としてメラニン色素を排出しようと働きます。

また、肌が荒れているという状態は、すこやかな状態と比べて外部からの刺激を受けやすくなっているため、紫外線による影響をより受けてしまうことになります。たとえば、ニキビができた後がシミのように残ってしまうのも、肌への刺激によってメラニンが排出して定着してしまったものです。

肌荒れは、さまざまな原因によって起こります。特に女性はホルモンバランスが変化しているので、肌の調子に合わせたスキンケアを心がけ、肌荒れが起きないように注意したいところです。

【原因3】血行不良

血色の良い肌というように、血流は肌の明るさを左右させる要素です。血流の流れが悪くなると、肌の色もトーンが下がります。また、血のめぐりが悪くなると、真皮層内の毛細血管が酸素や栄養を細胞に届けづらくなります。血流のめぐりが悪くなると、顔が黒ずんで見えることや目元にクマができてしまうなど、見た目の印象に響きます。

睡眠不足や疲れ、ストレスなどによって神経のバランスが崩れ、ひとつの影響として血管が収縮し血行不良を起こします。

肌を白くする方法

肌を白くする方法

皮膚の色は人種によって違いがあるように、日本人の間でも個人差があります。

もともと肌が白い人がいれば、逆に地が黒いという人もいます。そのため、「白い肌」といっても、誰もが同じ肌色のトーンになるわけではありません。ここではメラニンや皮膚トラブルによるくすみがない、すこやかな状態を目指すうえで欠かせないポイントについて解説します。

日焼け・紫外線対策

紫外線対策は、何よりも優先して行うべきポイントです。安易に夏だけ行えばいいと思わず、一年を通してのケアが必要です。

日焼け止め
紫外線対策の要となるのが日焼け止めです。季節や屋外にいる時間の長さなどを考慮して、商品のSPFやPAを見て最適なものを選びましょう。
日傘や帽子
日焼け止めが紫外線対策の要とはいえ、それだけでは不十分です。直射日光や地面からの跳ね返りを防ぐために日傘や帽子、長袖を着るという対策も有効です。

美白化粧品の活用

美白化粧品の活用

エイジングやアクネケアなどと並び、美容の一大ジャンルとなった美白ケア。ただし、美白化粧品はあくまで予防。肌を白くするには、厚生労働省が認めた美白成分を配合している、医薬部外品(薬用化粧品)のアイテムを使いましょう。しかし美白成分と一口に言っても、厚生労働省が美白効果を認めている成分は10種類以上。どの成分が自分に合うかは使ってみないと判断できないので、根気よく続けることが大切です。

美白化粧品である医薬部外品(薬用化粧品)に含まれる主な有効成分は以下の通り。

  • アルブチン
  • エラグ酸
  • ビタミンC誘導体
  • プラセンタエキス
  • トラネキサム酸
  • 4MSK
  • カモミラET
  • t-AMCHA
  • トラネキサム酸
  • リノール酸S
医薬部外品(薬用化粧品)ではない一般化粧品に含まれるものもある
美白化粧品とは、一般化粧品とは違い、医薬部外品(薬用化粧品)とパッケージに記載しているものを選びます。上記の成分の一部は、一般化粧品にも使用されるものがあり、美白効果があるような訴求をしている場合があります。しかし、それらは美白目的としての有効成分としては承認されていない化粧品になるので、美白化粧品を選ぶときは、医薬部外品または薬用と記載されているものを選びましょう。
ハイドロキノンは美白成分?
美白成分や美白化粧品を探すと、ハイドロキノンという成分を目にすることがあります。この成分は他の美白有効成分とは少し違います。ハイドロキノンには、強力な美白作用があるため、医薬品成分として医師の処方のみ許可された成分でしたが、一般化粧品においても一定の濃度に限り配合できるようになりました。

しかし、一般化粧品で配合できる分量では実感できるほどの効果は期待できません。また、美白を目的とする場合、ハイドロキノンだけを使用するのではないため、使用したい場合は美容皮膚科やクリニックで医師による処方と指導を受けるようにしましょう。

食べ物による栄養摂取

食べ物による栄養摂取

食べ物による美白効果はあるのかというと、直接的に肌を白くさせるものはありません。しかし、食事による栄養摂取はすこやかな肌を維持するうえで重要な要素です。紫外線対策やスキンケアをしっかりと行ったうえで、日々の栄養バランスを意識した食生活を送ることは、結果への影響も大きいと考えることができます。

たとえば、レモンやオレンジ、トマトやパプリカ、アセロラなどの野菜やフルーツには、メラニンを還元するビタミンCが含まれています。またトマトは抗酸化力の高いリコピンも多く含む野菜です。しかし、これらの説明は成分によって期待される作用であり、これらを食べることで、同様の効果が得られるわけではありません。

あくまでこれらの栄養素・成分が、体をすこやかな状態にしてくれることで、美しい肌を支えると考えましょう。また、どんなに食事面での栄養バランスを整えても、紫外線対策をしていなければ意味がありません。

サプリメントで美白はできる?
サプリメントの役割は、普段の食事でとりにくい栄養素を補うためのサポートを目的とした食品です。そのため、サプリメントは飲むことでシミやくすみなどの肌トラブルを改善できるものではなく、あくまで体の健康状態をサポートするものになります。

肌の美白ケアにおすすめの医薬部外品・薬用化粧品

ここでは、美容師の原田直美さんがおすすめする美白化粧品をご紹介します。実際に使用した感想も参考にしましょう。

メラノフォーカスV(HAKU)

メラノフォーカスV(HAKU)

販売価格(編集部調べ):10,800円(税込)
内容量:45g
医薬部外品

詳しくはこちら

おすすめの理由
「メラニンの生成ルートをあらゆる方向から狙い撃ちして抑止する」というコンセプトで生まれた美白美容液。表面だけではなく、角層深くのメラニンにまでしっかり浸透して美白ケアをサポートします。
使ってみた感想
毎晩入浴後に顔全体になじませて使用したところ、1週間くらいでで透明感を実感!顔全体がワントーン明るくなった感じがしました!消えにくくて心配だった濃いめのシミも目立たなくなってきた気がしています。シミになったニキビの跡にも助かっています。リピート間違いなしの逸品です。

ソフィーナ ボーテ 高保湿化粧水<美白> しっとり(ソフィーナ)

ソフィーナ ボーテ 高保湿化粧水<美白> しっとり(ソフィーナ)

内容量:140ml
医薬部外品

詳しくはこちら

おすすめの理由
乾燥して固くなりがちな角層細胞の中のケラチン線維に、しっかり水分を与えてくれるので、うるおいたっぷりのお肌になります!保湿と美白に必要な成分がしっかり入っているので、美白を目指す乾燥肌さんにはイチオシです!
使ってみた感想
「しっとり」タイプと「とてもしっとり」タイプの2種類があり、どちらもすごくオススメですが、私の場合、夏は軽めの「しっとり」タイプ、乾燥しやすい冬はしっかり保湿の、「とてもしっとり」タイプ、と、季節によって使い分けています!朝の洗顔後、こちらを顔全体になじませると、メイクのノリも良くなり、化粧崩れもしにくくなります。

ソフィーナ ボーテ 高保湿乳液<美白> しっとり(ソフィーナ)

ソフィーナ ボーテ 高保湿乳液<美白> しっとり(ソフィーナ)

内容量:60g
医薬部外品

詳しくはこちら

おすすめの理由
上で紹介したソフィーナボーテの乳液タイプ。カモミラETという、植物から抽出した美白成分が配合されているのですが、こちらは、紫外線を浴びた際にメラニンをつくる指令を出すエンドセリンという物質の働きを阻止してくれます。これにより、メラニンをつくれという指令そのものがなかったことになり、シミのもとが生成されるのを防いでくれるので、うっかり紫外線を浴びてしまった!という時にも使える必須アイテムです。
使ってみた感想
少量でも伸びが良く、すっとお肌になじみます。つけてスッと浸透している感じも得られるので、忙しい朝にもぴったり。必要以上にベタベタしないので、化粧下地としても使っています。ほのかな花雫の香りもお気に入りポイントのひとつです!

ホワイトプラスインテンシヴブライトセラム(CLARINS)

ホワイトプラスインテンシヴブライトセラム(CLARINS)

販売価格(編集部調べ):11,448円(税込)
内容量:30ml
医薬部外品

おすすめの理由
シミ生成のメカニズムと、アセロラの成分に着目し、シミ・そばかすを防いで、明るく澄んだ肌を目指してくれる薬用美白美容液。みずみずしい感触が肌全体に広がり、ぴったりと密着してくれるので、もちもちっとしたうるおいのある肌になります!
使ってみた感想
使用感はさらっとしていて、アセロラの香りがとても良いです。使用した翌朝に、もはや肌の色がワントーン明るくなっていて感動!外資系コスメは、しみたりヒリヒリしてしまうことがある私の肌にも、こちらは大丈夫でした。

まとめ

肌を白くする!気になる方法から黒くなる原因まで徹底検証のまとめ

今よりも肌を白くさせるにはそれなりの時間と工夫が必要です。なぜ肌が黒くなるのか原因を理解したうえで、紫外線対策やスキンケア、食生活を見直したり、できることを一つずつ実践していきましょう。そうすれば、理想の色白美肌に近づけますよ。

オススメ記事

  • 関連するオススメ記事がありません。

スキンケア基礎講座