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BBクリームの日焼け止め効果とは?日焼け止めと混ぜてもよいの?

更新日:2018.06.12
公開日:2018.02.27
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この記事の監修者
美容ライター 山本朱美

紫外線が気になる皆さん、「BBクリームだけでは日焼け止め効果があるのか心配」。そんな疑問はありませんか?ここでは日焼け止め効果があるおすすめのBBクリームを厳選しました。BBクリームの使い方もご紹介します。

「BBクリームだけでは日焼け止め効果に不安がある」

「紫外線が心配で結局いつものファンデーションに頼ってしまうけど、本当はBBクリームだけでメイクを終わらせたい」

そんな悩みはありませんか?メイクも紫外線対策も手軽にできるならそうしたいものです。メーキャップ化粧品にはUVカット効果を持つものがありますが、それだけで紫外線対策は本当に十分なのでしょうか。あらゆる肌老化を招く紫外線対策を間違えて理解してしまうのは危険です。そのためにも、日焼け止め、メイクそれぞれのUVカット効果について見ていきましょう。

BBクリームのUVカット効果

UVカット商品を選ぶ際に、多くの方はパッケージのSPF値を見て購入するのではないでしょうか。実は、BBクリームにもSPF値が表示されているものがほとんどです。

日焼け止め効果の指標「SPF値」「PA」とは

日焼け止め効果の指標「SPF値」「PA」とは

そもそもSPF値やPAとは何でしょうか。

SPFとは「Sun Protection Factor」の略で紫外線B波(UV-B)を防ぐ指標のこと。日本語では紫外線防御効果と訳され、SPF表示があれば紫外線B波から守ってくれる効果があるということです。UV-Bとは、エネルギーが強く、皮膚の表面にダメージを与える紫外線です。SPFの数字が大きいほど紫外線B波(UV-B)を防ぐ効果が高くなります。

一方、PAとは「Protection Grade of UV-A」の略です。UV-A(紫外線A波)を防ぐ効果を表し、その効果が高いほど「+」の数が増えていきます。UV-Aは肌の深部まで到達する紫外線です。UV-Aを浴びると肌の奥にあるメラニン色素を作り出す組織「メラノサイト」が活性化されます。

屋外で過ごすことが多い方や夏場はSPFやPAの値が高いものを選ぶとより効果が発揮できます。

BBクリームのUVカット効果と選び方

では、BBクリームのUVカット効果はどのようになっているのでしょうか。BBクリームも日焼け止め製品と同じようにSPF値やPA値が表示されています。

そのため、選び方も通常のUVカット商品の選び方と同じく、SPF値やPA値を参考に選ぶとよいでしょう。ただし、やみくもにSPF値やPAの値が高いものを選べばよいというものではありません。日焼け止めの効果が高いほど、その成分によって肌に負担がかかります。そのため、日焼け止めを塗った後の活動に合わせて選ぶことが大切です。

活動ごとに選ぶ日焼け止めの強さについては以下のような基準が一般的です。

  • 日常生活程度の外出:SPF10~20、PA+~++程度
  • 屋外で行う軽いスポーツやレジャー:SPF20~30、PA+~+++ほど
  • 炎天下でスポーツを行う場合や紫外線の強い高地などに行く場合:SPF30~50以上、PA++~++++

なお、雪は紫外線を多く反射することから、雪が積もっている場所では紫外線が強くなりがちです。ウィンタースポーツを楽しむときにも、SPF値とPAの高めの日焼け止めを選ぶことをおすすめします。

日焼け止めを混ぜて使うのはあり?

日焼け止めを混ぜて使うのはあり?

BBクリームや日焼け止めを単体で使用する場合の日焼け止め効果について解説しました。ここからは、日焼け止めとBBクリームを混ぜて使用することで、日焼け止め効果が増すといったことはあるのか。また、併用することで悪影響は考えられるのかを見ていきます。

BBクリームに日焼け止めを「混ぜて使う」のはNG

結論としては、日焼け止めをBBクリームに混ぜて使うのはあまりおすすめできません。成分が変わってしまう可能性があるためです。

たとえば、オイリー肌用の皮脂コントロール効果があるBBクリームと、保湿効果がある乾燥肌向け乳液タイプの日焼け止めを混ぜたとしましょう。効果が相反するものなので、せっかくの各商品の特徴が最大限に発揮できない可能性もあります。商品の説明書に日焼け止めを混ぜて使うことが推奨されていない限り、説明書の使い方通りに使用する方が仕上がりも安定します。

次にUVカット効果に注目して考えてみましょう。日焼け止めは単純に日焼けを防ぐ目的で作られています。ジェル状のものや乳液状のものもありますが、根本的にBBクリームとは異なります。BBクリームは、日焼け止め効果もありつつも肌をキレイに見せるファンデーション機能も兼ね備えています。

では、日焼け止めとBBクリームを混ぜた場合、日焼け止め効果はどうなるのでしょうか。「それぞれの日焼け止めの相乗効果で日焼けしにくくなりそう」と思われるかもしれませんが、実際はSPF50プラスSPF30がSPF80になるわけではありません。高い数値の方が優先されるのでこの場合はSPF50になります。そのため、日焼け止め効果を倍増する目的で混ぜるのはほぼ意味がないといわれています。

しっかり紫外線対策をするなら日焼け止めを併用

しっかり紫外線対策をするなら日焼け止めを併用

日焼け止めの効果を増すために混ぜるのは意味がありませんが、紫外線対策をしっかり行うという観点で言えば、日焼け止めと日焼け止め効果のあるBBクリームは併用したほうがよいでしょう。

日焼け止め効果の高いBBクリームが必ずしも自分の肌に合うとは限りません。また、なりたい肌のイメージと合うBBクリームやファンデーションに日焼け止め効果がない場合もあります。

たとえば「カバー力のあるこのメーカーのBBクリームがすごく自分には合っているけど、UVカット効果が弱い。」といった場合、日焼け止めとの併用することで紫外線対策をしっかり行うことができます。

日焼け止めとBBクリームを併用する場合、最初に日焼け止めを塗って、その上からBBクリームを塗るとよいでしょう。

日焼け止めとBBクリームの2層でUV対策することで、肌を守るセーフティーネットが増えるというメリットも考えられます。ウォータープルーフタイプの日焼け止めをBBクリームと併用することで、汗をかく夏場や、プールや海などの屋外レジャーの場でもメイク崩れによる日焼けの心配をしなくてもよくなります。

このようなことから、紫外線対策を行ううえで日焼け止めとBBクリームを併用するのは効果的と言えるでしょう。

なお、より紫外線カット効果を発揮させながらカバー力や崩れにくさも求める方は、日焼け止めとBBクリームの上からパウダーファンデーションを使用するのもよいでしょう。BBクリームだけでは隠し切れなかったシミや、きちんと感を出したい時のメイクに便利です。また、紫外線カット効果のあるパウダーファンデーションを選べば、紫外線をカットする層が3つになります。

BBクリームは化粧下地としての役割も兼用するので、パウダーファンデとの相性も悪くありません。出来れば同じメーカーで、併用が推奨されている日焼け止め、BBクリーム、パウダーファンデーションを揃えると仕上がりがよりキレイになるでしょう。脂BBクリームと日焼け止めを重ねるとテカリが気になる場合には、オイルコントロール効果のあるプレストパウダーで仕上げに肌を押さえるとよいでしょう。

BBクリームを塗る順番

BBクリームを塗る順番

では、BBクリームはベースメイクを作るステップの中で、いつ塗るとよいのでしょうか。ここではBBクリームを正しく塗る順番をご紹介します。

  1. 洗顔をし、化粧水や乳液で肌を整える
  2. 日焼け止めを塗る
  3. BBクリームを塗る
  4. プレストパウダーなどを乗せる

BBクリームは、日焼け止めを塗った後に使用しましょう。BBクリームの後に日焼け止めを塗ってしまうと、せっかくキレイに塗れたBBクリームがヨレてしまうことがあります。化粧直しの際にはBBクリームを重ね塗りするか、パウダーファンデーションやプレストパウダーで整えましょう。

スプレータイプの日焼け止めを使用する場合は、通常通りに塗るタイプの日焼け止めを使用した後、BBクリームで肌を仕上げ、メイクの最後に使用しましょう。

おすすめのBBクリーム

BBクリームでSPF効果があるものをまとめました。

アレルバリア エッセンス BB(d プログラム)

アレルバリア エッセンス BB(d プログラム)

販売価格(編集部調べ):3,240円(税込)
内容量:40ml
SPF40・PA+++

詳しくはこちら

おすすめの理由
ゆらぎ肌の強い味方。肌を美しく見せてくれる機能性だけでなく、スキンケア効果も抜群です。BBクリームですがカバー力が高く、肌荒れしている時でも安心して使えます。色ムラを補正し、肌色を均一に見せてくれるので、赤みが出やすい肌質の方におすすめです。

監修者の写真美容ライター 山本朱美

使ってみた感想
敏感肌でも使えるBBクリーム。花粉やちり、ほこりなどの微粒子汚れをバリアし、大気汚染から肌をプロテクト。ノンケミカル処方ですが紫外線防御力がしっかりあるところもうれしいポイントです。美肌バリアを整える成分が配合されているので、肌荒れを起こしにくい状態をキープしてくれますよ!

UV エクスペール BB(ランコム)

UV エクスペール BB(ランコム)

販売価格(編集部調べ):6,264円(税込)
内容量:30ml
BB 明るくツヤのある仕上がり/ BBⅡナチュラルな仕上がり
SPF50・PA++++

おすすめの理由
とても軽やかなテクスチャーが肌にピタッと密着し、赤みやニキビ跡、色ムラをカバーし、ナチュラルなツヤ感を演出してくれます。スキンケア力だけでなく、顔色補正力も抜群。下地としても使えるので、デイリーでは単独で、大切なお出かけには下地として使い分けることも可!とてもおすすめです。

監修者の写真美容ライター 山本朱美

使ってみた感想
数々のビューティアワードを受賞している優秀アイテム。大気汚染、紫外線、酸化ストレス、炎症によるダメージから肌を守り独自のテクノロジーを搭載。うるおい感に満ちた、透明感のある明るい肌へと導いてくれる処方で、なじませるだけで顔色がパッと明るくなります。

UVスキンパーフェクション(SHIGETA PARIS)

UVスキンパーフェクション(SHIGETA PARIS)

販売価格(編集部調べ):3,348円(税込)
内容量:25ml
SPF30・PA+++

おすすめの理由
とっても軽やかなテクスチャーで、ナチュラルなツヤ肌を演出してくれます。まるで美容液のような使い心地で伸びもよく、保湿サポートも抜群。とにかくナチュラルで肌にやさしいアイテムを使いたい!そんな方におすすめです。

監修者の写真美容ライター 山本朱美

使ってみた感想
メイクアップアーティストとのコラボで実現した、自然な質感で肌色を整えるスキンケアとUVケアを兼ね備えたBBクリーム。ミネラルのパール粒子が、肌色を優しくコントロール。ニキビ跡や毛穴をナチュラルにカバーしてくれます。スキンケア効果が高く、つけているだけで保湿サポートが期待できる優れものです。

アヤナス AS BBクリーム(DECENCIA(ディセンシア) )

アヤナス AS BBクリーム(DECENCIA(ディセンシア) )

販売価格(編集部調べ):4,320円(税込)
内容量:25g
SPF25・PA+++

おすすめの理由
1本で7役!外部刺激ブロック、保湿サポート、化粧下地、薄化粧効果、紫外線カット等がそろったエッセンスインBBクリーム。なめらかなつけ心地ですべすべ肌に仕上げてくれます。バリア機能をサポートしながら、肌を美しく見せてくれる特殊技術で、若々しく輝きに満ちた状態へと導いてくれる優秀アイテム!

監修者の写真美容ライター 山本朱美

使ってみた感想
とても伸びがよくコスパも抜群。敏感肌用のBBクリームなので、スキンケア効果が高く、保湿力も◎肌の悩みをナチュラルにカバーし、ゆらぎ肌も上手に抑えてくれる感じがします。赤みが出やすかったり、ヒリつきが気になる肌質の方こそ使ってみてほしい逸品です。

BB クリーム イドラタン(CLARINS)

BB クリーム イドラタン(CLARINS)

販売価格(編集部調べ):5,940円(税込)
内容量:30g
SPF30・PA+++

おすすめの理由
高いメイクアップ効果ながら、肌を美しく整えるBBクリーム。大気汚染から肌を守る独自の成分を配合。どんより元気のないくすみ肌をパッと明るい印象へと導いてくれる効果があります。しっかりとした紫外線防御力も兼ね備えつつ、仕上がりは自然な薄づきで適度なツヤ感があります。

監修者の写真美容ライター 山本朱美

使ってみた感想
しっかりとした保湿サポートで、みずみずしさとナチュラルな輝きを与えてくれます。薄づきでナチュラルですから、ササっとつけてもキレイな仕上がり。肌にしっかり密着してくれるので、とても美しい肌に仕上がりますよ!

まとめ

BBクリームの日焼け止め効果とは?日焼け止めと混ぜてもよいの?のまとめ

ワンステップでベースメイクが決まるBBクリームは、とても便利です。美容液成分も含まれているので化粧しながらスキンケア効果が期待できるのも大きな魅力ですよね。

今までBBクリームだけではUVカット効果が不十分なのではないかと敬遠していた方も、この記事をきっかけにBBクリームにチャレンジしてみませんか?

  • BBクリームの日焼け止め効果はSPF値やPAを参考に選ぶ
  • ただし、BBクリームの日焼け止め効果は補助程度。しっかりと日焼け止め化粧品を使用する
  • 日焼け止めとBBクリームは混ぜて使わず、重ねて使用すること

多くのメーカーからさまざまな種類のBBクリームが発売されています。その多くは日焼け止め効果を持った成分が配合されていますが、それだけで紫外線対策はできないことを念頭に入れておきましょう。紫外線対策は、あくまで日焼け止めや日傘、帽子、長袖の着用などを行うことがポイントです。

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