頬がカサついたりニキビができていたり、朝のメイク前に鏡をのぞいて頬の肌荒れにショックを受けた経験はありませんか?実は、頬は生活習慣や化粧品の影響を受けやすい部分。なぜ頬の肌荒れが起きるのか原因と対策をご紹介します。
頬の肌荒れは女性の敵
健やかな肌はキメが整い、潤いもたっぷりある状態ですが、肌荒れを起こしている皮膚は、キメが乱れてうるおいがなく、カサつきやニキビなどの吹き出物が目立つこともあります。女性ならメイクののりにも影響するので、1日のテンションも下がりがちですよね。
頰は顔の中でも比較的皮脂の分泌が少ない部分ではありますが、実は、肌荒れを引き起こしやすいのです。睡眠不足やストレスなどによるホルモンバランスの乱れ、食生活の乱れやアルコールの飲み過ぎによる肝機能の低下、胃腸の疲れ、栄養の偏りなどが原因となって、頰の肌荒れを引き起こしてしまいます。
仕事をしている方は、業務が忙しくて十分な睡眠時間が取れない日が続くと、肌にポツポツと吹き出物が出てしまったというような経験があるのではないでしょうか。頰の肌荒れを引き起こさないためには、規則正しい生活を送ることが大事なのです。
頬の肌荒れ、具体的な種類は?
頰の肌荒れを細かく分けていくと、さまざまな種類があります。
カサカサ
カサカサした状態は、肌荒れの初期段階です。皮脂が比較的少ない頰は、乾燥しやすいだけではなく、顔のパーツの中でも出っ張っているので、紫外線などの影響を受けやすいのです。これによって、肌のバリア機能が低下し、普段なら問題のない刺激にも弱くなり肌荒れを引き起こし、結果、カサカサとした状態になってしまいます。
さらに悪化すると、身体の免疫システムが傷ついた細胞や弱ったバリア機能を通過して侵入してきた物質に反応するようになり、炎症が起こり始めます。そして、肌のかゆみや赤みが気になり出します。この状態では、いつも使用していた化粧品が合わなくなったり、湿疹が現れたりすることもあります。
吹き出物・ニキビ
プツプツとした吹き出物やニキビは、大抵は余分な皮脂が関わっています。最初に毛穴がつまってコメド(面皰:めんぽう)の状態になります。出口が塞がれた毛穴の中で皮脂をエサとして雑菌が増殖し、炎症を起こすと赤ニキビになってしまいます。
赤み
赤みは、前述の通り肌が炎症を起こした状態です。頰に対して強い刺激を与えてしまうことで、ヒリヒリとした赤みを引き起こす場合もあります。特に紫外線の影響や、メイクやスキンケアの際に使用するコットンやパフなどで、頰を擦ってしまった場合なども、赤みが出やすくなります。
それだけではなく、過度に刺激を与えてしまうことで、メラニンが発生してしまい、その結果、色素沈着となって黒ずみが気になる可能性もあります。
頬の肌荒れの原因と治し方
頰の肌荒れには、さまざまな種類があることが理解できたのではないでしょうか。次に具体的な改善策や治し方などをご紹介していきます。
ホルモンバランスの乱れが原因の場合
生理前のPMSが起きる期間、身体の中では黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌量が増えます。黄体ホルモンは体調不良や精神の不安定さを引き起こす他に、皮脂の分泌量を増やす働きがあるのです。これにより頬にニキビができたりします。
ホルモンバランスを整えてくれるハーブティーを飲んでみたり、レバー、ほうれん草、ブロッコリー、ピーナッツと言ったビタミンEを含む食品を摂り入れましょう。
乾燥が原因の場合
皮脂の分泌が比較的少なく、さらに紫外線の影響を受けやすい部分なので、乾燥を引き起こしやすくなります。いつものスキンケアに、保湿成分である「セラミド」「ヒアルロン酸」「コラーゲン」が入ったアイテムを使用することや、使っている化粧水の量を見直すことも大切です。
寝不足が原因の場合
睡眠不足だと疲れが溜まるのはもちろん、肌のターンオーバーがきちんと行われず、肌トラブルを引き起こしやすくなります。そのため良質な睡眠をとることも重要。興奮状態になってしまうのを避けるため、寝る前の1時間くらいから部屋の照明を落として、スマホやテレビは控えましょう。リラックスした状態を作るために、ストレッチなどを取り入れるのも効果的です。
食生活が原因の場合
お菓子など甘いものや、脂っぽいもの、ラーメンや丼物などばかりを摂って、野菜を摂らないと美肌に必要なビタミンなどの栄養素が不足して肌荒れを引き起こします。
肌のために特に摂りたい栄養素は下記の通り。これらの栄養を含む食材を積極的に食べましょう。
- ビタミンA(トマト、ニンジン、レバー、チーズ、緑黄色野菜など)
- ビタミンB1(玄米、豚肉、豆類など)
- ビタミンB2(レバー、うなぎ、納豆、卵、乳製品など)
- ビタミンB6(レバー、バナナ、まぐろなど)
- ビタミンC(レモン、いちご、キウイ、しいたけなど)
- ビタミンE(アーモンド、マーガリン、植物油など)
また、便秘は肌荒れの原因となるため、便秘がちであれば食物繊維を含む野菜やこんにゃく、ひじきなどを積極的に食べるのも良いでしょう。
メイクの汚れが原因の場合
1度使用したファンデーションのパフには、皮脂や汗などが付いており、そのまま放置してしまうと雑菌が増殖し、使い続けることによって肌荒れを引き起こしてしまいます。
メイクで使用するパフやブラシは、清潔な状態に保っておくことが大事なので、専用のパフクリーナーや石鹸などを使用して、いつも綺麗な状態にしておきましょう。化粧のりもアップしますよ。
肌荒れ対策に!おすすめの生活習慣やスキンケア
肌荒れ対策・予防のために取り入れたい、おすすめの生活習慣やスキンケアについてご紹介します。
ホルモンバランスを整える
ストレスの多い状態が続いたり、十分な睡眠時間が取れていなかったりすると、交感神経が優位になり、アドレナリンやコルチゾールといったホルモンが多く分泌されます。これらのホルモンは皮脂の分泌をうながすので、結果としてニキビができたりと肌荒れに繋がってしまうのです。
ホルモンバランスを安定させるには、良質な睡眠を取ることや、ストレスを感じるなら気持ちを切り替えるための活動をしてリラックスできる時間をつくることなどが有効です。適度な有酸素運動も気分を爽快にしてくれるだけでなく、ダイエットにもつながりますし、代謝が上がって美肌づくりを助けてくれます。1日30分程度のウォーキングやジョギングを行ってみましょう。
食事を整える
栄養バランスはもちろん、肌にとってさまざまな効果が期待出来る食事を意識してみましょう。肌のターンオーバーを促して、皮膚に潤いを与えてくれる、ほうれん草、かぼちゃ、レバー(ビタミンA)、新陳代謝を促してくれるマグロ、鶏のささみ(ビタミンB6)、老化を防止してくれるトマト(リコピン)がおすすめです。
寝具は清潔な状態にしておく
人は一晩で約コップ1杯分の汗をかきます。洗濯していないパジャマ、布団などには、皮脂や汗などがたくさん付いている状態で、肌荒れを引き起こす原因にもなります。寝具は定期的に洗濯しましょう。枕カバーは特に汚れやすいですし、頬にも触れるので洗濯や交換の頻度を高めに保ってください。
洗顔方法を見直す
ゴシゴシと洗ってしまうと、肌に負担となり、肌荒れの原因となってしまいますので、注意が必要です。ふわふわの泡を作り、肌にある汚れを優しく丁寧に洗っていきましょう。
まとめ
頬の肌荒れは、ホルモンバランスや食生活、乾燥が関係しています。食事に気をつけたり、肌に触れるものを清潔に保ったりするなど日頃の生活習慣を見直すことが、頰の肌荒れを防止してくれます。ぜひ参考にしてみてくださいね。
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