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鼻の角栓を毛穴パックですっきり除去してはいけない理由

更新日:2018.05.29
公開日:2018.02.19
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この記事の監修者
株式会社クロス・エ・キューブ代表取締役・コスメコンシェルジュ 松藤あつこ

毛穴の奥の黒ずみが気になる、毛穴に角栓が詰まってしまう…そんな悩みを抱えている人の中には、。毛穴パックを検討している人がいるかもしれません。しかし、肌への負担を考えると毛穴パックはおすすめできません。その理由について解説します。

鏡を見るたび気になる、鼻の毛穴の黒ずみや角栓。メイクをすれば隠せるけれど、しばらくすると角栓が成長してきて、メイクくずれの原因につながってしまうこともありますよね。見るたびに気分が落ち込んでしまいそうな黒ずみや角栓。

毛穴の黒ずみ対策として気軽に毛穴パックを検討している人もいるかもしれませんが、それはあまりおすすめできません。

毛穴パックで鼻の角栓がすっきり消える?

毛穴パックで鼻の角栓がすっきり消える?

角栓の除去を目的に毛穴パックを検討している人がいるかもしれませんが、毛穴パックは肌への負担が大きいことを知っておきたいものです。

角栓とは、毛穴から分泌される皮脂と、角質という肌の古い細胞がまじりあってできるもの。本来、肌が健康であれば、新陳代謝のサイクルの中で角質は自然とはがれ落ちていきます。しかし、分泌される皮脂が多かったり、ターンオーバーが乱れてしまうと、角質が皮脂と混ざり、角栓となって毛穴に詰まってしまうのです。こうした乱れは、生活習慣の乱れや、ストレス、加齢が引き起こすとされていますので、何はなくとも健康的な生活を送ることが、毛穴対策の第1歩になります。

どうしても毛穴パックで角栓を除去したい人は、どんなに多くても、肌のターンオーバーのサイクルに合わせた頻度にとどめるべきでしょう(一度使用したら1~2週間ほど間隔を空けるとよいでしょう)。パック後の保湿は、できるだけ早く、丁寧に行います。パック後は肌の水分や油分が減少してしまっているので、肌にたっぷりと化粧水を含ませ、保湿美容液や乳液、美容オイルを使って補いましょう。

毛穴パックの種類による刺激の違い

毛穴パックの種類による刺激の違い

毛穴パックをどうしても試したい人は、できるだけ刺激がないものを選ぶことが大切です。使用時に痛みを感じるようなら刺激が強すぎるといえるでしょう。

毛穴パックにはシートタイプ、ジェルタイプ、ぬって洗い流すタイプがあります。

シートタイプは水を使って肌に密着させることで、毛穴に詰まった汚れや角栓を根こそぎ取り除くことができますが、使用時に痛みを感じるものも少なくありません。ジェルタイプも同様に、吸着力の高い成分で角質や角栓を取り除きます。ただし、いずれの場合も肌表面の必要な角質や油分、水分も取り去ってしまうのが難点です。

クレイタイプなどのぬって洗い流すタイプは、シートタイプやジェルタイプに比べると刺激が少なめです。クレイタイプの場合、粘土の細かい粒子により、角質などの老廃物を吸着し、取り除くことができます。ただし、洗浄力は強く、肌の水分や油分を必要以上に洗い流してしまうことがありますので、肌質に合うかどうかを確認してから使うようにしましょう。

角栓が目立たたない毛穴ケアの方法

最後に、毛穴パックを使用しない、基本的な洗顔について確認しておきましょう。角栓はその成分の70%がタンパク質で出来ているため、オイルやホットタオルにより浮き出させることができません。また、ピンセット等で抜いてしまうと角質層に傷が付き、肌を守ろうとして角質をどんどん生み出すようになり、余計に毛穴が詰まりやすくなってしまいます。悪循環を避けるには、毎日朝晩の丁寧な洗顔が必要です。

ただし、過度な洗顔は、角質層に存在する細胞間脂質(セラミドなど)や、天然保湿因子(NMF)まで洗い流してしまうので要注意。できるだけスピーディーに、優しく角質を落とすようなイメージで洗いあげましょう。

洗顔の手順

洗顔の手順

  1. 手の平でしっかりと泡立てる
  2. 毛穴が気になる部分だけに泡を載せ、優しく洗う
  3. ぬるま湯で、しっかりとすすぐ

洗顔の手順

洗顔後はすぐに化粧水で保湿し、角質のうるおいを保ちましょう。また、洗顔は朝晩2回の頻度がおすすめ。洗いすぎてしまうと、顔を乾燥から守ろうとして、肌が過剰に皮脂を分泌してしまう可能性があるためです。

まとめ

鼻の角栓を毛穴パックですっきり除去してはいけない理由のまとめ

ここでは主に毛穴パックがあまりおすすめできない理由について見てきました。毛穴パックに限らず、角栓を根こそぎ取り除こうとすることは、肌にとっては強すぎる刺激になります。毛穴を目立たなくするには、基本的なことではありますが、肌をいたわりながら毎日の洗顔を丁寧に行うことが大切です。

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