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オーガニックシャンプーを使っていたらフケが?頭皮にやさしいのは本当?

更新日:2018/07/25 公開日:2018/07/24

オーガニックシャンプー剤には頭皮にやさしいイメージがあるかもしれません。しかし、中にはオーガニックシャンプーを使っていたらフケが気になり始めた、という声も。オーガニックシャンプーとフケには関係性があるのでしょうか。まずは、そもそもオーガニックシャンプーとはどのようなものか、その成分について解説します。

オーガニックシャンプーは頭皮にやさしい?

オーガニックシャンプーを選ぶ方の中には「オーガニックだと肌によさそう」というイメージで選んでいる方も多いかもしれません。果たして、本当にオーガニックシャンプーは頭皮にやさしいのでしょうか。まずは、オーガニックシャンプーの定義について見ていきましょう。

オーガニックシャンプーとは

「オーガニック」とは、主に農作物に使われる言葉です。農薬や化学肥料に頼らずに作られている、有機栽培の作物にオーガニックという言葉が使われます。

しかし、これはあくまで農作物のこと。シャンプーや化粧水などの化粧品で「オーガニック」と冠するものが見られますが、実は日本国内ではオーガニック化粧品の明確な基準はありません。

日本国内には、現状オーガニックコスメの認証機関がなく、オーガニックコスメの明確な基準もありません。市場に出回っているオーガニックコスメは、各メーカーが独自の基準・判断のもと名付けているものなのです。つまり、どの程度オーガニックの植物由来の成分が配合されているか、化学成分がどの程度使用されているかはメーカーや製品によって異なります。

なお、日本国外ではいくつか認証機関を設けられている国があり、厳しい基準のもとオーガニックコスメを審査している国もあります。そういった海外の機関からオーガニックの認証を得たシャンプー剤もあります。

オーガニックだから肌にやさしいとは限らない

では、仮に可能な限り植物由来の成分を使用しているオーガニックのシャンプーであれば、頭皮にやさしいシャンプーと言えるのでしょうか。

残念ながら、オーガニックなら肌にやさしいとは限りません。それは、香料をはじめとしたシャンプーの成分が植物由来だとしても、その植物の成分が肌の刺激になる可能性もあるためです。

たとえば、小麦のアレルギーがある方が小麦の成分を使用したシャンプーなどの化粧品を使った場合、アレルギー症状を起こす可能性が考えられます。また、触れるだけで皮膚がかぶれたりする植物もたくさん存在します。このように、自然の植物が安全なものであるというのは誤解であり、植物から抽出した成分には、肌への効果が期待できる成分以外に不純物も混じっています。そのため、不純物がなんらかの影響を肌に及ぼす可能性も考えられるのです。もちろん、メーカーは植物エキスを厳選したり、高い精製度で作っています。しかし、人によってどの植物に対してアレルギー反応を起こすかは別の問題なのです。

では、オーガニックのシャンプーでフケが出やすくなったり、反対にフケが出にくくなったりするのでしょうか。次はフケの原因の面から見てみましょう。

フケが出る原因

フケには大きく分けて2種類があり、それぞれ原因が異なります。

ベタベタしたフケ(脂性フケ)

ベタつくフケを脂性フケと言います。この脂性フケの大きな原因が「脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)」という病気です。

脂漏性皮膚炎は、過剰な皮脂が原因で起こる病気で、マラセチアという皮膚常在菌の一種が増殖し、炎症を起こすもの。つまり、ベタベタのフケが出ている場合は皮脂が多くなっている可能性が考えられます。

皮脂が多くなる原因として、脂質の多い食事や、脂質を代謝するのに必要なビタミンB群の不足、間違った髪の洗い方などがあげられます。また、髪を洗った後にきちんと乾かさないことも、マラセチアの増殖しやすい環境を作ってしまいます。

パラパラしたフケ(乾性フケ)

一方、パラパラとした細かいフケを乾性フケと言います。乾性フケの原因は、頭皮の乾燥が大きな原因です。

頭皮が乾燥する要因は、皮脂の分泌量の不足や必要以上に髪を洗うこと、肌に合わないシャンプーやパーマ液、ヘアカラーなどによる皮膚の炎症があげられます。皮脂の分泌量の低下には、食事や精神的なストレス、生活習慣などが関わってきます。

いずれの場合も頭皮の環境が悪化しており、かゆみなどの症状も出ることがあります。

オーガニックシャンプーとフケの関係

前述したオーガニックシャンプーは、フケ対策に良いとも言えませんが、一概に効果がないとも言えません。

頭皮の環境や体質にシャンプーが合っており、正しい洗い方をしていればフケが改善する可能性もあるでしょう。しかし、配合されている成分の中で肌に合わないものがあると頭皮が荒れてフケの原因となったりするかもしれません。

そのため、オーガニックシャンプーだからフケによいとも悪いとも言えないのです。

フケが気になる場合は、むしろオーガニックかどうかよりも配合されている洗浄成分に着目してシャンプーを選ぶとよいでしょう。

乾性フケが気になる場合

主に乾性フケが気になる場合、シャンプーは洗浄力がマイルドで、頭皮にやさしいものを選ぶとよいでしょう。シャンプーに配合される洗浄成分は主に3種類に分けられますが、その中で特に洗浄力がマイルドな傾向にあるのがアミノ酸系の洗浄成分です。

アミノ酸系の洗浄成分は洗い上がりが弱酸性になり、洗浄力もあまり強くないため、頭皮が乾燥しやすい人や肌が敏感な人でも使いやすい傾向があります。一方で、泡立ちがやや弱い傾向もあります。

シャンプーの見分けは、シャンプー裏面の成分表示を見るとわかりやすいでしょう。アミノ酸系シャンプーであれば、成分表示の6番目くらいまでに「ココイル~」や「~グルタミン酸」「~グリシン」といった名前の成分が多く記載されています。

脂性フケが気になる場合

脂性フケが気になる場合も、シャンプー選びのときは頭皮に刺激を与えにくいアミノ酸シャンプーがよいでしょう。また、石けんシャンプーは皮脂を取り去る力が強い一方で、皮膚への刺激が比較的少ないことから、脂性フケであれば石けんシャンプーもおすすめです。

脂性フケが悪化している場合には、抗真菌剤が配合された医薬部外品のシャンプーを試してみるのもよいでしょう。脂漏性皮膚炎の原因となるマラセチア菌はカビの一種なので、抗真菌剤が効果を示します。

ただし、シャンプーを変えて1~2週間ほどしても脂性フケが改善しない場合や悪化する場合は、一度皮膚科で診てもらうことをおすすめします。脂漏性皮膚炎は、その炎症によって髪の毛が抜けるケースもあるため注意が必要です。

まとめ

オーガニックシャンプーは、日本国内においては明確な成分の基準がなく、肌にやさしかったり、頭皮トラブルが起きにくかったりといったこともありません。

頭皮のかゆみやフケが気になる場合は、オーガニックかどうか、という部分から視点を少し変えてシャンプーを選ぶことをおすすめします。シャンプーの一番の役割は、頭皮の汚れを落とすことです。その汚れを落とす役割を担う洗浄成分の種類でシャンプーを選ぶことも、シャンプー選びでは大切な視点です。

頭皮が乾燥してパラパラとした細かいフケが出るようであれば、オーガニックかどうかにかかわらずアミノ酸系シャンプーを試してみることをおすすめします。また、ベタベタとしているフケが気になるようであれば、アミノ酸系シャンプーや石けんシャンプー、もしくは抗真菌剤配合の薬用シャンプーを試してみましょう。

フケは見た目にも気になるだけでなく、かゆみを招くこともあるのでやっかいです。正しいシャンプー選びと洗い方でしっかりケアしましょう。

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