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20代から意識できると美肌が目指せる!日焼け止め知識&おすすめ商品6選
更新日:2018/04/27 公開日:2018/04/27
この記事の監修専門家
一般社団法人 時短美容協会 代表理事
並木まき
紫外線は1年中降り注いでいる!と言われても、20代のうちは肌トラブルも少なくしっかりと日焼け止めを塗る必要性ってあまりよく分かりませんよね?しかし、その意識の低さは10年後、20年後に後悔することになります。紫外線の影響は30代以降に肌に現れるからです。そのため、20代のうちからしっかり紫外線対策をしておくのが美肌になるためのポイントです。
[目次]
20代のうちから日焼け止めや紫外線を意識する必要はある?
20代のうちから日焼けを意識していた人、そうでなかった人の違いがはっきりと現れるのは30代以降です。そして、その差は20代の頃、いかに紫外線対策をしていたかで分れます。米国皮膚科学会では、肌老化の約80%は紫外線の影響だと考えられています。紫外線を浴びると肌は活性酸素を発生させ、細胞にダメージを与えていき、乾燥させたり、シワやたるみを引き起こします。紫外線の影響はシミだけではないのです。
紫外線の影響は肌にどんどん蓄積されるので、20代の頃は特に感じなかったような肌トラブルが30代や40代になって肌に表れてきます。また、年齢を重ねた肌は、加齢の影響でターンオーバーや水分量が低下しているので、紫外線ダメージの影響を受けやすくなるため、さまざまな肌老化が現れます。
20代の日焼け止めケアは、美白&エイジングケアといえる
紫外線対策をしてきたかどうか、そこが今後の美肌作りを左右するといっても過言ではありません。20代のうちから日焼け止めを使って、しっかりとケアをしておくことで「美白&エイジングケア」が叶います。
美白化粧水や美白美容液といった美白化粧品は「できてしまったシミを消してくれるもの」と思っている人が多いのですが、一般的に市販されている美白化粧品は「シミを予防するもの」です。つまり、紫外線対策を怠ってシミができてから美白化粧品を使用するのではなく、シミができるのを予防するために使用するという使い方が正しいのです。
何年、何十年と蓄積された紫外線の影響はそんな簡単に無くなってはくれません。紫外線の影響が肌に現れてから美白化粧品でケアをするのではなく、20代のうちから日焼け止めケアをしておくことが本当の美白&エイジングケアなのです。
メイクに含まれる紫外線カット効果だけでは不十分
化粧下地やファンデーションにUVカット効果があるから日焼け止めケアはバッチリだと思いがちですが、実はメイクの紫外線カット効果だけでは十分な日焼け止め効果は得られません。
日焼け止めの効果を最大限に得るためには平均的な顔の面積に対して0.8mgが必要とされています。だいたい1回の使用で500円玉大を塗る必要があるということになります。多くの人が1回の使用でパール大を目安に使用していると考えると、日焼け止めの効果を最大限にいかす量としては全く足りていないということになります。厳密には製品によって変わる場合があるので、製品が定める量を守りましょう。
これをファンデーションで考えるとかなりの厚塗りが必要ということです。そのため、日焼け止めとファンデーションを併用することでより紫外線カット効果を上げることが望ましいといえます。また、日焼け止めの目的は紫外線をカットすること、メイクの目的は肌をきれいに見せることです。そもそもの目的が違います。化粧下地やファンデーションのみで紫外線対策をするのは難しいので、しっかり日焼け止めも使用するようにしましょう。紫外線対策をするうえでは「塗り直す」ということが大切です。
メイクをした上から日焼け止めをすると、メイク直しが面倒になったり、メイク崩れが気になって塗り直すのが億劫になりがちです。そんな時に便利なのが、メイク直しも日焼け止めの塗り直しもきれいに仕上げてくれるUVカット効果のあるファンデーションやルースパウダーです。日焼け止めとUVカット効果のある化粧品を上手に使用して、20代の紫外線対策上級者になりましょう。
日焼け止めを選ぶときのポイント「紫外線カット効果の強さ」
日焼け止めを選ぶときは、パッケージに記載してある数値を参考にすることができます。
日焼け止めには、「SPF〇〇」や「PA++」といった数値が必ず記載してあります。効果の高いものを選ぼうと数値の高いものを選んでしまいがちですが、数値が高いということはそれだけ肌への負担も大きいということです。きちんと数値の意味を知って、自分に合った日焼け止めを選ぶようにしましょう。
SPFとは
SPFとは、「Sun Protection Factor」の略です。紫外線のうち、UV-B(紫外線B波)を防ぐ力の大きさを数字で表したものがSPFです。
人は、紫外線を浴びると約20分で日焼けすると言われています。そのUVBによる日焼けを遅らせる防御力を表しているのがSPFです。例えば、SPF30の日焼け止めは、UV-Bを浴びてから日焼けするまでの時間を30倍(10時間)遅らせてくれるということになります。
PAとは
PAとは、「Protection Grade of UVA」の略です。紫外線のうち、UV-A(紫外線A波)を防ぐ力の大きさを表したものがPAです。単純に+の数が多いほどUV-Aの防御力が高いということになります。
日焼け止めを選ぶときのポイント2「紫外線カット剤」
日焼け止めを選ぶときは、紫外線カット剤の配合種類を参考にすることもできます。紫外線カット剤は大きく分けると「紫外線散乱剤」と「紫外線吸収剤」の2種類あります。2つのメリットとデメリットをよく理解して選びましょう。
紫外線散乱剤とは
紫外線散乱剤とは、肌から跳ね返すことで紫外線を防ぐという紫外線カット剤をいいます。多くは天然成分から作られているため肌への刺激が少なくなります。「ノンケミカル」と表示されている日焼け止めは、紫外線吸収剤を使用せずに紫外線散乱剤で作られた日焼け止めをいいます。
- 向いている人
- ノンケミカル処方で肌に優しいというメリットがあるので、肌への刺激を極力抑えたいという人に向いています。ただし、汗に弱いというデメリットがあるので、夏やスポーツ時など汗をかくことの多い場合では塗り直しが必要となります。
紫外線吸収剤とは
紫外線吸収剤とは、紫外線を吸収して化学反応を起こすことで紫外線を放出させる紫外線カット剤のことをいいます。紫外線吸収剤は化学合成された成分なので、肌への刺激が強く、人によっては肌荒れを起こしてしまうことがあります。また、紫外線を吸収して化学反応を起こさせるので、その化学反応や化学反応して変化した物質が肌荒れの原因となることもあります。しかし、紫外線カット効果は非常に高く、無色透明で伸びがよく使用感はとても良いという特徴があります。
- 向いている人
- 肌が強い人や日焼け止めを塗った時の白浮きが気になる人、汗に強い日焼け止めを選びたい人におすすめです。化学反応で紫外線カット効果は弱まるので、紫外線を長時間浴びた場合は塗り直しが必要となります。
20代の日焼け止めを選ぶときのポイント3 タイプ
日焼け止めを選ぶときは、使用感などによって複数のタイプから選ぶことができます。
ジェル
みずみずしい使用感でスーッと肌になじんでくれるのがジェルタイプの日焼け止めです。ベタつきが少ないので使用感が良いのが特徴です。
ミルク
伸びがよく使いやすいのがミルクタイプの日焼け止めです。肌への刺激も少ないので敏感肌の人も安心して使用できるものが多いのも特徴です。
クリーム
市販されている日焼け止めの多くがクリームタイプです。保湿力は高いですが、伸びが悪いので白浮きしないようにしっかりと塗ることがポイントです。
パウダー
サラサラとした仕上がりで塗るタイプが苦手な人も使いやすいのがパウダータイプの日焼け止めです。肌への刺激はとても少なく、どんな肌質でも使えますが、落ちやすいという特徴もあります。
おすすめの日焼け止め
DHC|DHCマイルドUVプロテクション (DHC)
販売価格(編集部調べ):1,800円(税抜)
内容量:200g
SPF30・PA+++
- おすすめの理由
- 日焼け止めなのにするすると伸びて、柔らかいテクスチャーです。顔にも使えるため、デイリーメイクの前の日焼け止めとして重宝します。肌なじみがよく伸びやすいので、日焼け止め初心者でも使いやすいと思います。
一般社団法人 時短美容協会 代表理事 並木まき
- 使ってみた感想
- アスパラガス茎エキス、オウゴン根エキス、アーチチョーク葉エキスの3種の植物エキスが配合されているせいか、マイルドでみずみずしい使い心地が特徴的です。ベタつきはほとんど感じず、スーッと馴染む使い心地なのでメイク前に使用しても気になりません。
アネッサ|パーフェクトUV スキンケアミルク(資生堂)
販売価格(編集部調べ):3,240円(税込み)
内容量:60ml
SPF50+・PA++++
- おすすめの理由
- ミルクなので柔らかいテクスチャー。ムラなく塗りやすく、日焼け止めが肌にピタッと密着してくれるかのような安心感のある使い心地です。つっぱりも感じません。
一般社団法人 時短美容協会 代表理事 並木まき
- 使ってみた感想
- スーパーヒアルロン酸、アロエ成分などの保湿成分や緑茶エキス、桜葉エキスなどの美容成分が配合されているので、キシキシすることなくしっとりとした仕上がりになるところが気に入っています。肌が疲れていても使いやすい日焼け止めです。
KIEHL’S SINCE 1851(キールズ)|DS UV ディフェンス SPF50 PA++++(日本ロレアル)
販売価格(編集部調べ):3,900円(税抜)
内容量:30mL
SPF50・PA++++
- おすすめの理由
- みずみずしいテクスチャーで伸びがよく、塗ったあとのつっぱりもありません。肌馴染みがいいので、時間がない朝でも伸ばしやすく、デイリーケアに使いやすい商品です。
一般社団法人 時短美容協会 代表理事 並木まき
- 使ってみた感想
- 柔らかいミルク状のクリームがスーッと伸びてムラなく塗りやすいです。キールズらしい爽やかな香りも、テンションをあげてくれます。しっとりとした肌になるので、乾燥が気になる日にも使いやすいです。
アネッサ|パーフェクトUVスプレー アクアブースター(資生堂)
販売価格(編集部調べ):1,944円(税込み)
内容量:60g
SPF50+・PA++++
- おすすめの理由
- スプレーするだけでUVケアができる超時短アイテムです。手軽なのにウォータープルーフになっているから、海やプールのマストアイテムとしても最適です。
一般社団法人 時短美容協会 代表理事 並木まき
- 使ってみた感想
- 慌ただしい朝や急いで外出しなくてはならないシーンで頼りになる存在です。スプレータイプなので広い範囲に塗りやすく、みずみずしいテクスチャーなので微調整の際に伸ばしやすいのも特徴です。
スポーツビューティ|UVウェア (スーパースムース)(コーセー)
販売価格(編集部調べ):1,800円(税込み)
内容量:50mL
SPF50+・PA++++
- おすすめの理由
- さらりとした使い心地が特徴的な日焼け止めミルクです。ミルクなのにベタつかずに肌に塗るとサラサラの質感を感じる仕様なので、暑い日にも使いやすい商品です。
一般社団法人 時短美容協会 代表理事 並木まき
- 使ってみた感想
- 汗に負けにくい仕様で、とにかくサラサラとしていながら、しっかりと肌に密着している感覚がある日焼け止めです。汗をかきやすい屋外のスポーツでも、安心して任せられる頼りになる存在です。
ニベアSUN |ウォータージェル SPF50 (ニベア花王)
販売価格(編集部調べ):768円(税込み)
内容量:80g
SPF50・PA+++
- おすすめの理由
- ジェルタイプながら化粧水のように伸ばしやすく、さらりと馴染むのが特徴の日焼け止めです。浸透型ヒアルロン酸を配合しており、優しい使い心地。日焼け止め特有の重いテクスチャーが苦手な人でも使いやすい商品です。
一般社団法人 時短美容協会 代表理事 並木まき
- 使ってみた感想
- デイリーの日焼け止めとして、水のようなテクスチャーが重宝します。時間がないときでも伸ばしやすく、ムラなく塗りやすい仕様なので、時短で日焼け止めケアを終わらせたい時に最適。優しいテクスチャーで顔にも使えるので、メイク前に下地としての活用もできます。
日焼け止めの正しい使い方
日焼け止めは朝1度塗ったら大丈夫ということにはなりません。汗や皮脂、顔をこすったときなどで日焼け止めが落ちてしまっては紫外線をカットすることはできなくなります。必ず塗り直すようにしましょう。また、ムラなく均一に塗るということも大切です。フェイスラインや首、耳の裏、手の甲などは塗り忘れの多い箇所なので、しっかり丁寧に塗るようにしましょう。
紫外線は年中降りそそいでいる
紫外線というと夏だけというイメージがありますが、紫外線は1年中降りそそいでいます。UV-Bは5~8月に多く、春夏に紫外線対策を強化するというのは正解です。しかし、肌に蓄積して将来たるみやシワの原因となるUV-Aは年間を通して照射量はそこまで大きく変わりません。
紫外線はUVAとUV-Bの両方の影響が蓄積することで、将来の肌老化を引き起こします。20代の頃からしっかり1年中、紫外線対策をしておくことで将来の美肌に差が出るはずです。
日焼け止め以外にも紫外線対策をしよう
日焼け止め以外の紫外線対策もあります。日傘をさしたり、つばの大きな帽子をかぶったりすること、UVカット効果のある服を着ることも有効な紫外線対策法です。また、直接的な効果はありませんが、ビタミンやミネラルといった美肌をサポートしてくれる栄養素を意識して摂取することも効果的です。
肌荒れやアレルギーで日焼け止めが使えないという場合には、日焼け止め以外の紫外線対策で美肌を目指していきましょう。
まとめ
20代から紫外線対策をしておくことは、今の美肌はもちろん、将来のあなたの美肌を大きく左右します。今はまだよくわからないかもしれません。しかし、30代になってから後悔する女性が多いように、今できることをしておこくとは、あなたの美肌作りに大きく貢献することになります。30代も40代も美肌をキープするために20代のうちからきちんと紫外線対策をしておきましょう。
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