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意外と知られていない?ポリフェノールが持つ美容のチカラ

更新日:2019/01/31 公開日:2019/01/31

若々しい肌や体をキープする成分として、よく耳にする「ポリフェノール」。その存在は知ってはいるけど、「どうして美容に良いと言われるのかはわからない」という人は多いのではないでしょうか。またポリフェノールをとり入れるならどんな食事がいいのか、化粧品で肌に塗っても効果がある成分なのか、そんな疑問にお答えします。

ポリフェノールが注目されている理由

ポリフェノールとは、植物が過酷な環境から身を守るために作り出す物質のこと。植物の色素や渋み(苦味)にもなります。ポリフェノールが美容や健康の分野で注目されている理由は、優れた抗酸化力。肌や体の老化現象には、「酸化」が大きく影響するためです。

老化スピードを加速させる「酸化」とは

酸化とは、物質に酸素が結びついて化学変化を起こすことです。例えば、空気にさらされた鉄がサビついたり、リンゴの断面が変色したりする現象は酸化のひとつ。これと同じようなことが、私たちの体内や肌でも起こります。酸化を引き起こす「活性酸素」は、常に私たちの体内でも発生しています。

悪者と思われがちな活性酸素ですが、体内に侵入したウイルスや細菌を攻撃し、体を守る免疫機能として大切な役割を担っています。ところが過剰に発生してしまうと、肌や体の健康な細胞まで攻撃。

  • メラニン色素をつくるメラノサイト(色素細胞)が刺激されてシミができる
  • 肌の弾力を担うコラーゲン線維がダメージを受けて、シワ・たるみができる

などの老化現象につながっていきます。

酸化現象に抗う…それが「抗酸化」

呼吸するだけでも活性酸素は発生しますが、その量はごく少量。活性酸素が過剰発生する原因には、紫外線やストレス、喫煙、アルコールのとりすぎ、偏った食生活、激しい運動などの生活習慣があげられます。これらの習慣を見直すことが大切ですが、すべてを改善することは難しいものですよね。また、増えすぎた活性酸素を分解する酵素(SOD)は、年齢を重ねるとともに産生力が低下していきます。

そこで、活性酸素による酸化を防ぐ手段として、抗酸化力に優れる「ポリフェノール」が注目されているのです。

抗酸化が期待されるポリフェノールを食事からとるコツ

ひとくくりにポリフェノールといっても、その種類はなんと8000以上。緑茶の苦味成分「カテキン」、赤いブドウやブルーベリーの色素「アントシアニン」も、ポリフェノールの1種です。

ポリフェノールを食事から摂取するのに、「何をどのくらいとればいいのか」と難しく考える必要はありません。野菜や果物、大豆に多く含まれているので、なるべく食卓が「色とりどり」になることを心がけましょう。さまざまな食材をとることで、ポリフェノール以外の栄養素もとることができます。

緑茶やコーヒー、チョコレート、ココアにも多く含まれているので、お茶の時間にとり入れるのもおすすめです。

化粧品でポリフェノールをとり入れるなら原料やメーカーをチェック

抗酸化力に優れるポリフェノールは、化粧品成分としても利用されています。しかしポリフェノールは抗酸化物質の総称なので、メーカーによって配合しているポリフェノール成分は異なるもの。ポピュラーなところでは緑茶エキスやブドウ果実エキスなどがあります。

近年の研究で注目されているのは、「フラバンジェノール®」というポリフェノール。フランス南西部の海岸に生息する松の木から採るれるもので、フランスでは40年以上前から医薬品に活用されています。日本では東洋新薬がフラバンジェノール®のアンチエイジング効果について研究を重ね、化粧品成分として応用されるようになりました。ポリフェノールの中でも特に高い抗酸化作用によって、シミやシワ[1]などの肌トラブルを防ぐ一助が期待できます。

ポリフェノールは非常に多くの種類が存在するため、これからもさまざまなポリフェノール成分を含む食品やサプリメント、化粧品が登場することでしょう。アンチエイジングが気になる方は、活性酸素を増やす生活習慣を少しずつ見直しながら、上手にとり入れていきたいですね。

※「フラバンジェノール®」は株式会社東洋新薬の登録商標です。

参考文献

  1. [1]第24回日本美容皮膚科学会総会・学術大会「しみ・くすみへの松樹皮抽出物長期経口投与による治療効果の検討」(2006)

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