初めてのエイジングケア*はシンプルに！無理しないハリ・ツヤ肌の育て方

朝まで遊んだり、化粧水だけつけて寝落ちしたり…。ちょっとくらい無茶をしても、美肌をキープできていた20代。でも30代が見えてくる頃から、睡眠不足やお手入れ不足によるハリ・ツヤの低下が顕著になってきます。

肌は年齢とともに変化していくもの。5年後・10年後の未来の自分のために、今からアーリー・エイジングケア*を始めましょう！

* 年齢に応じたお手入れ

年齢とともに水分も油分も減少する肌

年齢を重ねるにつれ、最も感じやすい肌変化は「乾燥」ではないでしょうか。昨年の冬よりもカサつきやすくなっている人は要注意です。肌内部の水分を蓄えるNMF（天然保湿因子）とセラミドの産生量は、生まれたときがピーク。肌を覆って乾燥から守る皮脂は、20代をピークに年々減少していきます。

さらに睡眠不足や食生活の乱れなどが重なると、肌のターンオーバー（細胞が生まれ変わるサイクル）も乱れ、肌のいちばん上にある角層が肥厚。

• 肌がゴワついてハリがない
• スキンケアが浸透しにくく、すぐ乾燥する
• ツヤがなく、くすんで見える

などの変化が現れます。アーリー・エイジングケア*の第一歩は、保湿の強化から！とはいっても、エステに行ったり美容液やクリームをプラスしたりと、手間をかけなくても大丈夫ですよ。続かないスペシャルケアよりも、毎日コツコツとケアを継続することが大切です。

* 年齢に応じたお手入れ

エイジングケア*は化粧水と乳液だけでもできる！

保湿ケアの基本になるのは、毎日使う化粧水と乳液です。年齢に合った保湿力があるか、見直してみましょう。

とろみ系にシフトしてしっかり試してみる

保湿成分の種類は気にしないほうが吉。成分によって分子の大きさが異なり、同じ成分でも商品によって配合量に違いがあるためです。むしろ大切にしたいのは、実際の使い心地。まずはエイジングケア*をコンセプトにしている化粧水の中から、とろみのあるしっとりタイプを試してみましょう。

化粧水の本来の役割は、水分を与えてキメを整えることです。そのためシャバシャバ系の化粧水は、水の割合が多め。一方でエイジングケア*ができる化粧水は、数種類の保湿成分をくみあわせて、美容液級の保湿力ととろみ感をだしているものがあります。そうでもしないと大人の肌は、うるおいが持続しにくいためです。

ただし増粘剤が多いだけのケースもあるので、店頭のテスターなどで実際に試すことも大切。つけた直後だけでなく、その後帰宅してもうるおいが持続するかどうか確かめてくださいね。

またスキンケア化粧品は「どう使うか？」も効果に大きく影響します。

使用量を守ってこそ効果を発揮

化粧水の後は乳液で油分を補給しないと、うるおいを十分にとじこめることができません。「ベタつくから…」と量を減らしたりせずに、適量を守って使うことが大切です。

浸透力に優れている乳液を選べば、いつまでもベタつく不快感はないはず。保湿成分も肌のすみずみまで浸透して、うるおいが持続しますよ。いかにベタつかずに、うるおいをとじこめる処方にしているか、技術力もチェックしましょう。

* 年齢に応じたお手入れ