界面活性剤は悪者か?~超ウルトラ初級編~
更新日:2017/12/08
この記事の著者
スキンケア大学編集部
今、個人的に界面活性剤のことについて勉強中しているマツです。
界面活性剤って、肌に悪いんでしょ?とよく聞かれることがあって、ちゃんと答えられるようになるためにも、ちゃんと自分が理解しなくちゃいけないよなあ、と。
そんな自分も、スキンケア業界に入る前は「界面活性剤ってヤツが体に悪い」と思いこんでいたクチでした。
しかし、化粧品のことを学んでいくほど「思ってたのと違う!」ということが、たくさんあるわけでして、特に界面活性剤については、そもそも自分の知識レベルが低すぎたこともあり、今思うと赤っ恥ストーリーのひとつです。
まず、界面活性剤って洗剤や化粧品に限らず、身のまわりにたくさんあるということを知らなかった…。たとえば、マヨネーズやチーズ、アイスクリームなんかの食べ物にも界面活性剤は使われているんです。この事実を知るだけで、「なんで化粧品の界面活性剤が悪くて、他は放置なんだよっ!」という自分へのツッコミがとまりません。しかも肌に塗るものじゃなく、食べ物だよ。
まあね…ほら「界面活性剤」って名前がさ、何か人工的なニオイさせるでしょ。毒と言われてばそう聞こえる感!(ただの言い訳)
この界面活性剤を超簡単に説明すると、本来混じり合わない水と油を混ぜることができる成分、です。
コップに水を入れて、さらに油を入れると、水と油の層ができます。そこに界面活性剤を入れてグルグル混ぜると、層がなくなって水と油がきれいに混ざるという。添加物なの?いえ、違います…普通に自然界にも存在します。
個人的に衝撃を受けたのは、赤ちゃんが生まれて最初に口にする「母乳」にも界面活性剤は含まれているということ。これを知ったとき、界面活性剤について無知な自分の愚かさを身にしみましたよ。
だって、母乳っていったら自然であることに疑いようがない!そこにも界面活性剤が働いていたなんて、想像以上のナチュラルボーンだったぜ…界面活性剤。
そして、いつもみんなが使っている化粧品。これはもう何というか、界面活性剤がないと成立しないといっても過言ではない。界面活性剤があってこそ作れるものなんです。
今回の話はそろそろ終わりますが、何が言いたいのかというと、界面活性剤って悪者じゃないんだぜ…ということ。特に、以前の自分がそうだったように「界面活性剤=毒」というレベルでしか理解していない人向けに伝えたかったのです。(結構いると思ってる…)
界面活性剤について、もっと学んだら続きを書こうと思います!
編集部マツ
他の「編集部コラム」の記事を読む
-
薬用 雪肌精は「ニキビのケアにも使える?」を考えてみる
編集部コラム
2018/11/21
-
はじめてのスキンケアとニキビの思い出
編集部コラム
2018/11/20
-
口臭警告「舌の白さ」「朝のネバネバ」にお悩みの方にオススメ!
日本歯科総合研究所
-
気になっていた背中のザラザラがとれた件
編集部コラム
2018/10/29
-
化粧品とは化学の世界なのです。
編集部コラム
2018/09/14
-
おいしいから続く!イヤイヤしない!子ども用口臭予防ハミガキ粉
BlueBird
-
今年も夏がやってきた!扇風機の思い出(編集部コラム)
編集部コラム
2018/06/27
-
紫外線対策の意識が気温で変わるのを止めたい!
編集部コラム
2018/04/13
-
空気の乾燥、気温変化、花粉…春は肌が荒れやすい季節!
編集部コラム
2018/03/02
-
冬は乾燥だけじゃなく、肌温度の低下にも注意を!
編集部コラム
2018/02/06