はじめてのスキンケアとニキビの思い出
更新日:2018/11/20
この記事の著者
スキンケア大学編集部
どうも、化粧品について日々勉強中の編集部マツです。
今回は、ちょっとした化粧品の思い出話から、最近思う化粧品の謎について触れていこうと思います。書いてたら長くなってしまったので前編と後編に分けていきます!
化粧品の思い出「〇〇事件」
はじめて化粧品を使った記憶は、小学生か中学生のくらいの頃だったはず。3つ上の姉がお風呂上りに化粧水を塗っているのを見て、普段そんなことしてなかったのに、なんかオトナの女性みたいなことをしているので、「どうしたの?」「それつけるといいの?」「肌がキレイになるの?男が塗ってもだいじょうぶ?」と、興味津々に聞いては、ちょっとマネして顔につけてもらっては「女になったみたい!」とドキドキしたのを憶えている。
その後もお風呂上りに姉の化粧水をバシャバシャつけてたら、化粧水の減り具体があまりにも早かったことから、鬼のような剣幕で怒られた。そんなに怒るのか…?と思ったんだけど、実はその化粧水がメナードの「薬用ビューネ」というやつで、当時8千円くらいする超高級化粧水だった。今ならよくわかる姉の怒り。
それ以来、ビューネは洗面台から姉の部屋で保管されることになった。しかし、こっちも怒られた腹いせで、何度か姉の部屋に忍び込んでビューネを使ったけど、結局すぐに飽きてしまった。まだ子どもだったこともあるけど、やっぱり化粧品を使ってスキンケアをするということは、何かしら目的がないと続かないものだなあ。
化粧品の効果を過信していた青春時代
自分も10代後半になるとニキビがいっぱいできたので、「治したい!」と思い、化粧品を買ったことがあります。そして「これを使えばニキビが治るんだ…!」と信じて、洗顔からがんばりました。
化粧品を使えばニキビとか肌のトラブルは治ると思ってた青春時代でしたが、化粧品そのものにニキビを治す効果がないと知ったのは、それから10年以上経って編集部にきてからでした。
「治る」というのは「完治する」「改善する」と同じ意味で、それを目的として使うのは医薬品。いわゆる「お薬」の領域だと知り、化粧品や医薬品の定義を理解したとき「化粧品を薬と一緒のように考えてたわ…」と痛感したのです。
化粧品にできるのはニキビの予防や改善の「お手伝い」
化粧品でスキンケアをして、肌を清潔に保つこと自体はニキビを防ぐことになるし、悪化を防ぐことにつながるので、基本の化粧品は使うべき。ニキビはできても、黙っていてもやがて治まっていくんだから、あえてニキビ用の化粧品って使わなくても良いのでは?と考えました。
でも、腫れたり、炎症を起こしたりするときが一番しんどいんですよね。すぐ触ったり、自分でつぶしたりするのが止められない…。そんなニキビの炎症を少しでも抑えて、痛みを減らしたり悪化させないためにも、ニキビ用化粧品に配合される有効成分は期待して良い気はします。
ちなみにニキビケアを目的とした化粧品というのは、基本的に医薬部外品(薬用化粧品)となっていて、有効成分とは、この医薬部外品(薬用化粧品)に配合されています。
「有効成分」って聞くと、効果がありそうな響き…!ただし、一般化粧品に有効成分と呼べるものは入っていません。なんて言うち、一般化粧品には有効な成分がひとつもないのか…となりますが、そのややこしい話はまた別の機会にします。
ニキビ用化粧水の有効成分を調べてみる
たとえば、薬用ビューネの有効成分を見ると「メディカルエッセンスSP」と記載されています。これは、「グリチルリチン酸ジカリウム」という成分と「パントテニルエチルエーテル」という成分を組み合わせたメーカー独自の呼び名ですね。要は、この2つが有効成分ということ。では、この2つの成分がニキビに対して、どうに有効なのかな…
『グリチルリチン酸ジカリウム』
赤くヒリヒリしたニキビの炎症を抑えてくれる医薬品成分。医薬品成分は医薬品に使われる成分だけど、ごく一部の成分は規定量とか守れば化粧品に使ってもOK。
『パントテニルエチルエーテル』
いわゆるビタミンBの一種で、皮膚を構成する物質に必要な成分だったり、炎症を抑えたりする効果が期待できる。
すごく簡単に言うと、炎症を抑える有効成分を配合しているので、ニキビケアに有効な薬用化粧水となっています。ニキビを治すのではなく、ニキビによってヒリヒリした炎症を抑える、というのがこの化粧品に期待される効果ですね。
結論:ニキビ用化粧品は使った方がいいの?
うーん、個人的には使うことで得られるメリットが大きいのでアリですね。ニキビで怖いのは「悪化してニキビの痕が残ること」で、それを招くのが炎症。ニキビのかゆみやヒリヒリは炎症が起こっているからで、そのせいで触ったり指でかいたりするから、ニキビが悪化するんですよね。なので、この炎症を少しでも抑えることは、ニキビケアにおいて重要なポイントだとは思います。
それと、ニキビ用の化粧品を使うことでケア意識が高まる点。これは本人の気持ち次第なところでもありますが…むしろ気持ちから高めるのは重要。「ニキビをケアするぞ!」という気合いは、スキンケアを継続させる大きなポイントだと思うのです。
というわけで、ニキビケアにはニキビ用の化粧品を使ってみるのは個人的にアリ…!
なーんて思っていたら、ニキビ用の化粧品ではないのに有効成分が同じ製品もあるという化粧品の謎…。つづきは次回に!
他の「編集部コラム」の記事を読む
-
薬用 雪肌精は「ニキビのケアにも使える?」を考えてみる
編集部コラム
2018/11/21
-
気になっていた背中のザラザラがとれた件
編集部コラム
2018/10/29
-
口臭警告「舌の白さ」「朝のネバネバ」にお悩みの方にオススメ!
日本歯科総合研究所
-
化粧品とは化学の世界なのです。
編集部コラム
2018/09/14
-
今年も夏がやってきた!扇風機の思い出(編集部コラム)
編集部コラム
2018/06/27
-
おいしいから続く!イヤイヤしない!子ども用口臭予防ハミガキ粉
BlueBird
-
紫外線対策の意識が気温で変わるのを止めたい!
編集部コラム
2018/04/13
-
空気の乾燥、気温変化、花粉…春は肌が荒れやすい季節!
編集部コラム
2018/03/02
-
冬は乾燥だけじゃなく、肌温度の低下にも注意を!
編集部コラム
2018/02/06
-
雪が降ったときの紫外線量が大変です…!
編集部コラム
2018/01/23