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大学の研究から生まれた、界面活性剤フリーのスキンケア「PROUD BLUE」

更新日:2019/01/31

神奈川大学の研究室で開発された特許技術によって、界面活性剤を使わずに作られたスキンケアブランド「PROUD BLUE」。どのような最新技術が使われているのか、なぜ肌によいのかなどを、神奈川大学発のベンチャーである、未来環境テクノロジーの田嶋和夫さんにお話を伺いました。

皮膚科医師の声がヒントになった、界面活性剤フリーの化粧品

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未来環境テクノロジー株式会社
取締役/CTO最高技術責任者 田嶋 和夫さん

まず、「PROUD BLUE」を開発された背景について教えてください。

田嶋:

この商品は乳化しにくいといわれている、ワセリンを使った化粧品です。商品化のきっかけは、皮膚科医師の話からでした。肌の乾燥で悩む患者さんに「ワセリンをぬってください」と伝えても、きちんと塗ってもらうのが難しい、というのです。

なぜなら、ワセリンは肌の保湿に役立ちますが、伸びがよくないという性質があり、全身にぬるのはけっこう大変なんですね。そこで、「ワセリンを乳化させることはできませんか」とご相談をいただいたのです。

神奈川大学の研究室では、すでに界面活性剤を使わずに乳化する技術を開発していたので、さっそく化粧品をつくり、商品化しようという話になりました。配合はとても単純で、ほとんどはワセリンと水のシンプル処方です。

「センシティブモイスチュアクリーム」の完成品を多くの方に試してもらったところ、「とにかくすーっと塗れる」「ワセリンなのに、ものすごく伸びがよくて塗りやすい」と、高い評価をいただき、商品の販売が始まりました。

神奈川大学の特許技術※「三相乳化法」でワセリンの乳化を実現!

界面活性剤を使わず、ワセリンを乳化させる技術というのはどういうことですか?

田嶋:

これは、大学で界面活性剤の研究をしているときに開発した技術です。界面活性剤というのは、油と水をなじませやすくする成分のことで、よく台所用洗剤などに使われています。油汚れを落とす目的で使われており、油のまわりにくっついていて、それが水と混じりやすくする働きをしています。

私たちが開発した「三相乳化法」という技術では、「親水性ナノ粒子」という水分を含んだ小さな粒子を、油の表面に引きつけるようにくっつけることができます。これによって界面活性剤を使わずに、油と水を混ぜ、乳化させることができるようになりました。

たとえば、つきたてのお餅はベタベタしますが、きな粉をまぶすとくっつかなくなりますよね。そのきな粉と同じ役割をするのが「親水性ナノ粒子」です。界面活性剤は、油からついたり離れたりしますが、「親水性ナノ粒子」はお餅についたきな粉のように離れません。

また、何にでもくっつく粒子なので油の種類を選ばず、どのような油でも水と混ざって乳化させ、安定化させることができます。

※特許第3855203号 製法特許『乳化分散剤及びこれを用いた乳化分散方法並びに乳化物』

未来環境テクノロジーは、大学発ベンチャーと伺いましたが、どのような活動をしていらっしゃるのですか?

田嶋:

10年ほど前からさまざまな企業に三相乳化技術を利用していただいており、多くの商品化につなげています。現在では、食品や化粧品の製造などにも応用されています。

未来環境テクノロジーは「研究成果としての特許技術を、たくさんの人に使っていただくことで、社会に還元できれば」という想いを持って設立した会社です。収益の大部分は学生への奨学金など、学問・研究のために使われています。

PROUD BLUEは学内からじわじわと、クチコミで広がった!

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「PROUD BLUE」はどのように成長していったのでしょうか?

田嶋:

もともと「PROUD BLUE」は、神奈川大学の学生や近隣の方々に使っていただけたら、という感覚でつくっていました。そのため、大学内の生協で販売したり、年に一度の卒業生の集いで商品を紹介し、購入していただいたり、という小規模な活動をしていたんですよ。

でも次第に、「使ってみたらとてもよかった」「ワセリンがとても伸びて塗りやすい」「肌がみずみずしくなったような気がする」と、商品の評判がクチコミで広がっていったんです。

現在は、Yahoo!にネットショップをかまえて、販売を開始するほどになりました。弊社のHPから、ネットショップへアクセスすることもできます。「どうしたらPROUD BLUEを買えますか?」と、直接お電話をいただくこともあるんですよ。

今後、ブランドをどのように展開されていく予定でしょうか?

田嶋:

本格的な販売を始めたばかりですので、実は今回のスキンケア大学への掲載が初めてのPRの場と言ってもよいくらいです。ですので、これからどのようにして大学の研究を知っていただくか、どうやって「PROUD BLUE」を身近に感じていただけるようにアプローチするか、いろいろ考えていかなければならないと思っています。

最近、近隣の百貨店からもお問い合わせをいただいたので、今後、化粧品売り場での商品販売についても検討していきたいと考えています。

家族みんなのスキンケアにもおすすめ!

最後に、スキンケア大学の読者の方へメッセージをお願いします。

田嶋:

「PROUD BLUE」は、界面活性剤を使っていないので肌にやさしく、敏感肌の方や赤ちゃんからご年配の方まで、老若男女問わず使っていただけるスキンケアです。

「親水性ナノ粒子」自体が水分をたくさん含んでいるので、油の膜で水分が蒸発しないように肌を保つだけでなく、水分の補給も期待できます。水分量を保つことによって、肌をすこやかに保つことができると考えています。

肌に油分を塗って保護するだけでは、そこにうるおいはありません。水分をきちんと与えて保護することを可能にしたのが三相乳化された「PROUD BLUE」です。

シリーズには、「センシティブモイスチュアクリーム」のほか、みずみずしいテクスチャーの「モイスチュアジェル(美容ジェル)」、「モイスチュアローション(化粧水)」、そして「モイスチュアハンドクリーム」もそろっていますので、ぜひ一度、お試しいただければと思います。

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ブランド情報

大学の研究を日常にも。そんな想いから誕生した「PROUD BLUE」シリーズ。

神奈川大学の「三相乳化技術」を用いた界面活性剤フリーのコスメティックブランドです。界面活性剤の代わりに親水性のナノ粒子を用いているため、肌にやさしく、健やかでみずみずしい状態へ導きます。
さらに「センシティブモイスチュアクリーム」は、これまで乳化しにくかったワセリン※を「三相乳化技術」によって乳化し、ベタつかず伸びの良いワセリン※のクリームを実現した製品です。

※エモリエント成分

https://www.ku-mkt.co.jp/

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