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ポーラの美白ブランド「ホワイトショット」その進化の軌跡を明かす!

更新日:2019/04/22

「新薬を開発する気持ちで、1日でも早く悩みを解決したい」という強い信念のもと、美白の既成概念を打ち破る革新的なリニューアルを続ける『ホワイトショット』。病気と違って命にかかわることはないけれど、肌悩みは心を左右するものです。実際に悩みが消えることで、もっとやってみたいという気持ちになったり、見える景色が変わっていったひとをたくさん見てきたポーラだからこそ、人生100年時代に、いかに心地よく、自信をもって生きれるか、を大切にしています。

今回は、ブランドミッションとして「世界中の人々に1日でも早く、悩みの無い明るい未来を」と掲げ、そのために研究をかさね、世界を圧倒するような高い技術を開発しているポーラの山口さんにお話を伺います。

南アフリカでのひらめきが着想の原点

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株式会社ポーラ
商品・宣伝・デザイン執行役員 山口 裕絵 さん

御社の美白ケアブランド『ホワイトショット』は「黒を封じ込める」「白を生み出す」という二つのアプローチで、美白の既成概念を打ち破る革新的なリニューアルを何度も行われていますよね。これらのアプローチはどのようにして誕生したのですか?

山口:

まず「黒を封じ込める」というのは「肌がもともと持っている力を妨げる要因を封じ込める」ということです。実は『ホワイトショット』は、ブランドが誕生した1998年から2012年までは「黒を封じ込める」という一つのアプローチだけで「メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐ」研究を行っていました。

肌のメラニンが一カ所に偏ることがシミの原因と言われているのですが、本来メラニンは肌を守る役割を果たしています。肌の細胞の中には核が入っていて、その核を紫外線から守るため、メラニンが日傘の役割を果たしているのです。しかし強い紫外線を浴び過ぎてしまうと、過剰にメラニンを生成します。こうした肌のメカニズムをもとに、従来は「過剰なメラニンの生成を抑える」という観点で研究が進められていたのです。

そんな中でも「従来の概念の枠を超えた新しいアプローチを生み出せないか?」という潜在的な想いは『ホワイトショット』に関わる研究員の誰もが持っていました。そして生まれたのが、もう一つの「白を生み出す」という「肌が本来持つ美しくなる力」へのアプローチです。

何をきっかけに、そうした「白を生み出す」という発想が生まれたのですか?

山口:

きっかけはある研究員のひらめきでした。「美白は女性を輝かせること、夢のあること」と確信して「過剰なメラニンを封じ込める」という研究を重ねていく中で、2012年に私たちの美白※1研究が国際化粧品技術者会連盟の世界大会で最優秀賞を受賞したのです。その受賞はとても喜ばしいものでしたが、賞を受賞したことで「次は何を目指すべきなのか?」と、一瞬目標を失ってしまった研究員がいました。そんな心境のまま、研究員はしばらく休暇を取得し、大会の開催地であったアフリカに滞在して各地を周っていたそうです。

アフリカ大陸は、諸説ありますが「人類が誕生した場所」と言われており、関連する遺跡も多く残っています。ある日、人類発祥の洞窟と言われる場所を訪れた研究員は、人類の誕生から今にいたるまでの進化の過程を想像し、力強い生命力を目の当たりにしたのです。そのとき「人間にはもっとたくさんの可能性があるのではないか?」というインスピレーションが研究員の頭をよぎりました。

そして今まで「メラニンの生成を抑制する」研究を重ね、その結果を出したからこそ、次は「人が本来持っている力を開放させたり、高めるような新しい切り口で美白を追求したい」という考え方に発想を転換したのです。それによって従来の視点とは違った観点から、美白のメカニズムを探っていくようになっていきました。

ヒトが持つ力に着目した美白メカニズム

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「肌が持っている力」とは、どのような働きなのですか?

山口:

先ほど「メラニンは細胞の核を守るために必要なもの」というお話をしましたよね。本来の肌細胞には、役目を終えて不要になったメラニンを分解して消化する機能があります。この力のことを私たちは「セルフクリア機能」と命名しました。そして、加齢などによってこの機能が低下していくこともわかってきました。

そこで私たちは、肌が本来持っている「メラニンを分解して消化する力」のことをしっかり理解したうえで、自ら白くなる力(セルフクリア機能)を引き出していく成分の研究をスタートさせました。そして、ビワの葉から抽出したポーラオリジナルの複合保湿成分「SCリキッド」を開発し、2015年には「黒を封じ込める」アプローチに「白を生み出す」アプローチを加えました。以来「黒」と「白」という二つのアプローチと多角的な視点で、美白の研究を進めています。

技術革新をもとにリニューアルを行う

2018年のリニューアルも、そうした多角的な発想から着手されたのですか?

山口:

はい。「セルフクリア機能」の発見後に、今度は「メラノサイトの動きが過剰なメラニンの生成に関わっている」ということがわかってきました。メラニンは、メラノサイトという細胞から産出されているのですが、本来メラノサイトは、移動しながら適切な量のメラニンを送り届けています。しかし、ストレスや加齢などの影響でメラノサイトの移動が止まってしまうと、メラニンが一カ所に集中して放出されてしまうのです。

私たちは「メラノサイトを移動させ適切なメラニン量を供給する肌の機能」に着目し、アライブクリア機能を発見しました。『ホワイトショット』に革新的な技術がまた一つ加わることになりました。

多角的なアプローチで研究を続けられている『ホワイトショット』ですが、デザインはとてもシンプルですよね。何かこだわりがあるのでしょうか?

山口:

『ホワイトショット』の筆記体ロゴは「契約のサイン」をイメージして、手描きのロゴにしています。これは「美白の効果を約束するサイン」というイメージで、私たちの想いを象徴しているのです。

ボトルは美白の原点にかえり、真っ白で無駄のない機能感を表現していて、ミニマムな中にも強い意志を感じるパッケージにしました。また赤い点は、発想の転換を意味しており、視点を変えたインスピレーションにより業界に革新をもたらしていきたいという想いを表しています。

美白のメカニズムを次々と発見!

これからも多角的な視点で研究を続けていかれるのでしょうか?

山口:

はい。いろいろな角度から肌のメカニズムを捉え、新しい観点から革新的な技術開発に取り組んでいくことは今後も変わりません。最近では「UVケアをしているのに夏は日焼けしやすい」という女性の肌悩みに着目し、メラニンと気温の関係性について研究を進めました。その結果「紫外線の量だけではなく気温の上昇でもメラニンの生成量が増加する」ことを新発見しました。

この発見をもとに開発したのが、2019年5月1日に発売する美白※1ジェルクリーム『ホワイトショット RXS』です。夏に心地よいひんやりした使い心地で「暑さ」から肌をサポートし、長時間肌をうるおいで満たします。

5月24日には、新規美白※1有効成分「PCE-DP(ピース-ディーピー)※2」を配合した『ホワイトショット LX(ローション)』『ホワイトショット MX(ミルク)』を新たに発売します。「PCE-DP」は「メラニンの蓄積を抑え、シミ・ソバカスを防ぐ」効能・効果を有する成分ですが、これは、美白市場でもおよそ10年ぶりとなる新規美白成分となります。

その間、白斑事件をきっかけに厚生労働省によって医薬部外品の新規成分の承認は、より厳格化されました。長らく新承認が下りなかった中で、新審査基準のもと初めて※3承認を取得したのが「PCE-DP」です。効果と安全性がついに認められ、業界からも反響をいただいたことを嬉しく思います。

今後も既成概念にとらわれない発想と研究により、革新的な技術を生み出すことで、1日でも早くお客さまの悩みを和らげるお手伝いをしたいと思っています。

※1 メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐ、メラニンの蓄積を抑え、シミ・ソバカスを防ぐ
※2 デクスパンテノールW
※3 2018年12月19日時点の、独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA) の医薬部外品承認情報による

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ブランド情報

常識を覆し、徹底的に追求する。美白ブランド「ホワイトショット」

1998年、業界初の「ルシノール®*1」を配合した、薬用美白化粧品ホワイトショットが誕生しました。
ヒトが持つ力に着目した「生体*2美白」という考え方で、美白理論は常に進化。
美白そのものを更新し続け、さらなる高みを目指します。

*1 ルシノール®:4-n-ブチルレゾルシン
*2 生体:ヒトの肌で確認

https://www.pola.co.jp/brand/whiteshot/

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