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お米のエキスパートが伝えてくれる米ぬかのチカラ「飲める米糠」とは?

更新日:2019/07/04

株式会社神明きっちんでは「飲める米油」や「飲める米糠」など"お米のチカラ"を生かしたブランド「0.6 RICE BRAN OIL(0.6ライスブランオイル)」を展開しています。お米のことを調べ抜いた同社の代表である藤尾さんに、ものづくりの背景やブランドの特性などをお伺いしました。

立ち上げたのは「お米のチカラ」を生かしたブランド!

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株式会社神明きっちん
代表取締役社長 藤尾 益人 さん

「0.6 RICE RAN OIL(0.6ライスブランオイル)」というブランドは、どのような背景から生まれたブランドなのでしょうか?

藤尾:

私たち神明グループは創業117年の精米卸であり、117年間ずっとお米と二人三脚で成長してきた会社です。そのため「お米のチカラを生かして、多くの人たちの健康をサポートしていきたい」という気持ちも非常に強く、そうした想いから「0.6 RICE BRAN OIL」ブランドを立ち上げました。

ブランドの立ち上げにあたって、私たちが着目したのは「多くの人が健康のために玄米を食べていること」でした。玄米のなかに含まれている約80%の栄養素は、米ぬかのなかに入っていると言われています。そこで私たちは「米ぬかのチカラ」に焦点を絞り、それを生かしていける商品づくりを進めていきました。

米ぬかは、玄米を精米するときにとれる種皮や胚芽の粉末のことです。この米ぬかを使った代表的な食材として米油がありますが、米ぬかは精米直後に酸化が始まってしまうため「米油づくりは時間が命」と言われています。そこで、私たちは自社の精米工場でとれた米ぬかからすぐに米油が作れるように工夫を行いました。これは毎日たくさんのお米を精米している私たちでしかできないことです。

さらに、米ぬかが持っている栄養を損なうことなく米油をつくりだせるように、独自のナチュラルプレス製法を考案して、薬剤を一切使用せずに物理的な圧搾のみで酸化度合いの低い米油を開発しました。

新鮮な玄米から約0.6%しかとれないフレッシュな米油であることから、ブランド名を「0.6 RICE BRAN OIL」と名づけました。そして、この栄養が凝縮されたフレッシュな米油を「飲める米油」として商品化しています。

米ぬかが持つポテンシャルに着目してほしい!

「0.6 RICE BRAN OIL」ブランドでは、米油だけではなく米ぬかも販売されていますよね?「米ぬかの商品化」という発想は、どのようにして思いついたのですか?

藤尾:

米油づくりを進めていくなかで「米ぬかは非常に栄養バランスのいい食品であること」がわかってきたのです。それまでも、米ぬかの栄養バランスがいいことはわかっていたつもりだったのですが、それはあくまでも感覚的なもので具体的な成分までは調べたことがありませんでした。

そこで、米油をつくるにあたり、大学に協力していただいて米ぬかの成分を分析・研究していきました。この共同研究を通じて、米ぬかには食物繊維をはじめ、鉄分や葉酸、そして米特有のポリフェノールと言われている「ガンマ−オリザノール」などの栄養素がバランスよく含まれていることを再認識することができました。

しかし、栄養バランスがいい食材にもかかわらず、米ぬかをそのまま使った商品は世の中にほとんどありませんでした。そこで「ないのであれば自分たちでつくっていくしかない」と考え、米ぬかの商品化をスタートさせたのです。

一般的な米ぬかのイメージというのは、ぬか漬けが思い浮かぶくらいで「体にいい」というぼんやりとしたイメージはあっても、身近に感じることがない食材ですよね。どちらかというと「なじみが薄いもの」というイメージがあるなかで「なんとかして米ぬかを身近な食材にしていくことはできないか?」という想いから、開発を進めていった商品が「飲める米糠」になります。

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商品開発のこだわりは「飲みやすさ」の追求

実際、どのようにして商品化を進めていったのですか?

藤尾:

「米ぬかは精米してすぐに酸化が進んでしまう」というお話は先ほどもいたしましたが、ナチュラルプレス製法を使って熱と圧力をかけながら細かく粉砕していくことで、米ぬかの劣化を最小限にとどめることに成功しました。しかし、米ぬかにはもうひとつ「水に溶けにくい」という商品化には不向きな点がありました。

米ぬかを身近に食していただくためには、摂取しやすくいろいろな食のシーンに使えるような商品にしていかなければいけません。そのため、熱と圧力をかけて米ぬかを粉砕していく際に、水を入れて溶かしながら分解させていく工程をつけ加えることで、水に溶けやすい商品を開発することができました。

「飲める米糠」は、粉末タイプの商品になっているのですが、きな粉のような味わいでお好みにあわせていろいろな召し上がり方ができるような商品になっています。

大切なものは、原点のなかにある!「自然から栄養をとろう」

「飲める米糠」を使った食の提案なども行われていますよね?

藤尾:

東京の青山にある「0.6 RICE BRAN OIL」の直営店では「飲める米糠」を使ったスムージーも提供しています。米ぬかを使ったベーグルの提供も始めており、今後はソフトクリームの販売も予定しています。

また、より多くの方に米ぬかのことを身近に感じていただけるよう、健康栄養学を研究されている大学院生の皆さんと一緒に「飲める米糠」を使ったレシピを考案しました。「家にある米油や米ぬかを使って今日は何をつくろうか?」というように、多くの方に身近な食材として思い浮かべていただけるような商品にしていきたいと思っています。

画像は大学と一緒に考案した「肉味噌の焼きおにぎり」

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藤尾:

今、多くの方が健康のことを真剣に考え世界中のいろいろな食材に目を向けています。そうした状況にもかかわらず、すぐ近くにあるものが見過ごされてしまっていることは、お米に関わり米ぬかのよさを知っている私たちにとっては非常に残念なことです。

自然のものから栄養をとることは生き物にとっては当たり前で、非常にシンプルな考え方です。そして「そうした原点のなかにこそ、本当に大切なものがあるのでは?」と私たちは考えています。これからも「0.6 RICE BRAN OIL」ブランドを通して、そうした原点の大切さを皆さんにしっかりと伝えていきたいですね。

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ブランド情報

「0.6 RICE BRAN OIL」は創業117年の老舗米卸「神明グループ」が手がけた「内からも外からも美を追求する」オイルブランドです。

お米の栄養の8割が含まれているという「米ぬか」に着目し、米卸会社だからこそ実現した、精米直後の新鮮な米ぬかをすぐに圧搾する事で中に含まれる有効成分を壊さない「ナチュラルプレス製法」の開発に成功しました。

「0.6RICE BRAN OIL」は、天然成分に拘り、化学成分を一切使わないことで、人にも環境にも優しい商品開発に取り組んでいます。

https://06ricebranoil.com/

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