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テクノロジーの力で植物の力を余すことなく肌に届ける「HRE」

更新日:2020/02/05

これまで安心・低刺激・優しいイメージが主流だったオーガニックコスメ業界において、"高純度オーガニック"という視点で取り組む株式会社HRE。化粧品業界に進出した背景、女性の美や健康への想いについて株式会社HREの櫻井雅之さんにお伺いしました。

植物の可能性を最大限に生かして私たちの生活に役立てたい!

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株式会社HRE
代表取締役 櫻井 雅之さん

最初に株式会社HREについて、どのような事業を行っている会社なのか教えていただけますか?

櫻井:

当社ではオーガニック(有機栽培)農作物を直接生産者から調達し、特殊製法で抽出した素材を化粧品・健康食品用中間素材として販売を行いつつ、それを活用した化粧品製造・販売も行っています。

「オーガニックな植物が有する計り知れない可能性を追求し、その力を最大限に生かした商品や中間素材をより多くの方に届け、植物の力で身体の再活性化をもたらし健康で豊かな生活の一助を担いたい」という想いが、株式会社HRE(Human Revitalizing Enterprise)の原点です。

その理念に基づき、市場が求める成分を製品化すべく、オーガニックネットワークの中から適した農作物を選定し、オーガニック素材にテクノロジーを組み合わせて必要とされるものを供給します。加えて、自社での商標登録・オーガニック認証取得も行っているオーガニックスキンケアメーカーでもあります。

なぜ、オーガニックに特化した化粧品事業を立ち上げたのですか?その背景について教えてください。

櫻井:

きっかけは、私が再生可能エネルギー事業に携わっていた頃に、ヨーロッパ視察で訪れた広大な土地を持つオーガニック農園が始まりでした。それまで単なる「無農薬栽培で安全」の認識しかなかったのですが、その農園では本来そこに生息していた植物、昆虫類、小動物などを移植・移住させ微生物から動物までの生態系を再構築し、その中での生命の循環システムを大切にしていました。「人間は生態系から切り離して存在するものではない。」という概念の壮大さに驚き、共感したことです。

同時期に出会ったある特殊な技術を転用しその技術とオーガニックを結びつけたら、これまでのオーガニックを根底から変えるような価値ある商品を生み出せるのではないか?私自身は、もともと化粧品業界出身者ではありませんでしたが、ワクワクしました。

生産者の手間暇と情熱が育てた農作物を無駄にしない

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オーガニックとは、単に無農薬の植物などを原料に使えばいいというものではないのですね。

櫻井:

その通りです。どのような環境で、どのような過程を経て作られた作物なのかが大切です。当社では、原料の調達先はこだわりを持って厳選しています。オーガニックな農作物を育てるのは、本当に大変な作業です。生産者の方々の情熱と手間暇なくては生まれません。それを知っているからこそ、生産者が育てたオーガニックな農作物の力を余すことなく活用することが、私たちの使命だと考えています。

中間素材製造だけでなく、自社でのオーガニックスキンケア商品を開発されたのも、その流れからなのでしょうか?

櫻井:

はい。ある卸問屋様に「とても素晴らしい素材だけど、今のオーガニック化粧品市場では誰も買わない。何故なら市場がイメージ先行で本物のオーガニックを求める潮流になっていないから」と言われ、それなら本物で効果のあるオーガニック化粧品を生み出そう、なんとしてもこの流れを変えたいと思い、自社での開発に踏み切りました。

水を1滴も使わない!?新発想のスキンケアを自社開発!

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どのようなコンセプトの商品を開発されたのですか?

櫻井:

なんとなく良さそうなオーガニック化粧品という曖昧な商品ではなく、化粧品一本のうちどの位がオーガニック素材でできているのか一目で分かるような商品にしたいと考えました。「丸ごと有用成分」によるスキンケアを期待できる商品です。

丸ごと有用成分!?とても面白い発想ですね。具体的にはどのような商品なのですか?

櫻井:

皆さんはご使用されているオーガニックコスメにどの位オーガニック成分が入っているかご存じでしょうか?化粧品は一般的にベースとして使用されているのは精製水で、「90%がただの水」とまで言われていますが、実は水はそのままでは皮膚に浸透しません。オーガニックコスメも、そこにオーガニックの有用成分を混ぜているのが現状です。

当社では、その従来の概念を覆し、精製水を一切使用せず、代わりに自社製造した肌への親和性が高く、浸透力*1がある有機甘夏エキス*2というオーガニック素材に全量置き換え、全く新しい発想のオーガニックコスメをつくりました。それが、高純度オーガニック処方のエイジングケア*3シリーズ「Annika Blanc アニカブラン」です。

有機JAS甘夏から抽出した有機甘夏エキスを80%超配合し、水を一滴も使わない(他社製造のエキスで微量使用)丸ごと有用成分という、新発想のオーガニックコスメです。2018年11月に本格発売しました。

スキンケア大学: その他に他社と異なる際立った点はございますか?

櫻井:

主原料の有機甘夏エキスは、選び抜いた農園の有機JAS甘夏を、一切加水しない特殊抽出法で、生み出された甘夏そのもののエキスです。通常、温度があがると植物体内に存在している酵素、ポリフェノールなど有用成分は破壊されます。私たちは40℃未満の植物が生存している温度帯で抽出を行うため、そのまま全ての成分を活用できるのです。

アニカブランにはどのような特徴がありますか?またどのような方に向けて開発されたのですか?

櫻井:

お肌に優しい天然の弱酸性で親和性が高く、美肌には欠かせない生ビタミンCがレモン5個分超(100g中)も含有するかつてない素材を、精製水の代わりに80%以上配合しています。

このエキスでオーガニック認証*4を取得していますが、他ではまず見ることのない「100%オーガニック」表示を許可された、非常に珍しく価値ある認証を頂くことができました。

「Annika Branc アニカブラン」は、どのような方に向けて開発されたのですか?

櫻井:

ライフスタイルとしてオーガニック、サステナブル、エシカルといった概念に関心のある女性たちですね。そして化粧品としては、肌のハリ・つやなどの年齢肌の悩みが増える30代後半以降の女性に向けて、開発しました。

今後は、真のオーガニックを伝える活動にも注力したい

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まさにオーガニックのイメージを変えるような商品ですね!

櫻井:

ありがとうございます。当社が自信を持ってリリースした商品です。現在の日本のコスメ業界では、一部のオーガニック認証を取得した製品以外、オーガニック商品に対するはっきりとした定義がなく、また、自然由来、天然といったフレーズとも区別がつきにくく、なんとなく自然な物とのイメージしかありません。

ユーザーにとってオーガニックの本来の価値が理解しにくい上に、商品を選ぶ際に判断がつきにくいのではないでしょうか。アニカブランはオーガニック指数*5を表示できている数少ない製品です。

今後は、更に質の高いオーガニック商品の開発とともに、真のオーガニックの概念や考え方について伝えていく活動にも力を入れていきたいと思っています。

*1 角質層まで
*2 整肌成分
*3 年齢に応じたケア
*4 ドイツの厳格な認証機関であるBDIH経由でCOSMOS認証を取得
*5 2018年2月に国際的な規格を定めるISOが制定し、日本化粧品工業会もHPで啓蒙

ブランド情報

約半世紀も前に化学肥料漬けでやせ細った土壌を3年以上の歳月をかけて化学肥料を抜き、微生物が働き、モグラが耕す自然の循環が生きている豊かな土壌に転換することで有機栽培が始まりました。そんな想いのつまった大地から生まれた甘夏は自然の恵みをたっぷりと受けています。

私たちのこだわりは、そんな生産者の想いが詰まった原料を自身で加工するところから始まります。そしてイメージではなく本当に良いものを分かり易く皆様にお届けしたいと思っています。

https://annika-blanc.com/

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