ニーズの一歩先を行く「パナソニックビューティ」の商品開発に注目!
更新日:2020/05/25
パナソニック株式会社ではお客さまのニーズを的確に捉え、その一歩先を行く商品を開発しています。今回は「パナソニックビューティ」ブランドのマーケティングに携わっている神本さんに、同社のものづくりスタイルについて伺いました。
お客さまのニーズを上回る商品づくりを目指して!
パナソニック株式会社
スモールアプライアンス商品部 ビューティ・パーソナルケア商品課
課長 神本 暁 さん
神本さんは「パナソニックビューティ」ブランドのマーケティングを担当されていますが、どのような姿勢でものづくりを行っているのでしょうか?
神本:
これは「パナソニックビューティ」ブランドに限ったことではありませんが、パナソニックでは「お客さまのご要望を上回る商品を開発していくこと」に、こだわってものづくりを行っています。
これまでもそういった商品を数多く開発してきましたが、お客さまのニーズは日々変化していき、「もっと、色々な商品がほしい」という新しい声をいただくようになりました。
ショールームや銀座の直営店では、お客さまの声を直に聞きながら、新たな商品の方向性やコンセプトを立案しています。今までもお客さまからのご要望には、そのイメージを上回る商品で応えたいという想いから「パナソニックビューティ」ブランドの中核商品であるドライヤーのほか、さまざまな商品をつくりだしてきました。
「ナノケア」がドライヤーの価値観を変える
ドライヤーのお話が出ましたが、ドライヤー開発においても、お客さまのニーズを上回るものづくりに挑んできたのですか?
神本:
そうですね。私たちがドライヤーづくりを始めたのは、1937年になります。その当時も、ドライヤーづくりだけに焦点を当てるのではなく、毛髪に関する基礎研究を積み重ねながら商品の開発を行ってきました。研究者のなかには、美容師の資格や毛髪診断士の資格を取得している社員もいます。
実は「パナソニックビューティ」のドライヤーは、国ごとに商品が異なります。そのため、毛髪の研究所で世界各国の方の髪質を研究し、それぞれの国のお客さまに合ったドライヤーを開発してきました。
そしてドライヤーづくりの歴史のなかでも、世の中が持っているドライヤーに対するイメージを大きく変えた商品となったのが、2005年に発売した「ナノケア」です。
それまでのドライヤーのイメージというと、「乾かすための商品」でした。しかしパナソニックでは「乾かしながらヘアケアも行う」という新しいドライヤーの価値観を創造しました。「ナノケア」が登場して以降、ヘアケアも行えるドライヤーを開発する会社が増えてきました。
この「ナノケア」には、私たちの独自技術であるナノイー技術が使われています。放電によって水に包まれた微粒子イオンを発生させる技術なのですが、分子のサイズが非常に小さいため、水分が髪に浸透しやすい特性を持っています。そうしたナノイー技術の特性を生かして、お客さまの期待の一歩先を行き、驚きを提供する商品開発を行ってきました。
お客さまの先を歩き、驚きを提供し続けたい
ヘアケアできるドライヤーは、今でこそ一般的になりましたが、ドライヤーの価値観が大きく変わりましたよね!
神本:
私たちは、「お客さまのニーズを上回ることは、お客さまの一歩先を行くこと」と考えており、常にそういった商品を開発していきたいという想いで、ものづくりに取り組んでいます。「ナノケア」においても放電電流をアップさせることで、水分の発生量をパワーアップさせる機種を開発してきました。
2019年に発売した最上位機種の「ナノケア EH-NA0B」では、これまでとは別の新たな放電方式を採用しています。従来機種に比べて、ナノイーデバイスから発生する水分量を18倍*にパワーアップさせたヘアケアドライヤーをつくりだすことができました。
* 2018年発売モデルとの比較
実際に「ナノケア」の進化を試すために、人毛にリングを通してドライヤーをあてる効果実験を行いました。従来のドライヤーと比較しても、「ナノケア EH-NA0B」をあてることで髪がなめらかになり、はめたリングがするりと滑り落ちる様子が目に見えてお分かりいただけるかと思います。
「この商品をお客さまに一度使っていただき、驚いてもらいたい」という想いを強く持っており、「ナノケア EH-NA0B」の無料レンタルを行うなど、気軽にお試しいただける機会を創出しています。一般のお客さまはもちろん、プロの美容師の方にも好評で、一度使っていただければ良さを感じていただける商品だと思っています。
忙しいひとを、美しいひとに!
ドライヤー以外にもフェイスケア商品やボディケア商品など、多様な商品を開発されていますが、ブランド全体として掲げているコンセプトはあるのですか?
神本:
パナソニックビューティでは、お客様のご要望や期待値を超えるようなものづくりを目指し日々取り組んでおります。
「忙しいひとを、美しいひとへ」というコンセプト、キャッチコピーを掲げており、「ナノケア」もこのコンセプトから生まれた商品です。
最近発売された商品や今後の展開について教えてください。
神本:
2020年5月に発売したばかりの「VIOフェリエ」は、「自宅で手軽にVIOケアができる肌にやさしい商品がほしい」というお客さまの声を受けて、商品の開発をスタートさせました。
パナソニックがメンズシェーバーの開発で培ってきた「刃と剃り」の技術を使って、デリケートゾーンにもやさしい商品をつくりだすことができたと思います。さらに、肌へのやさしさや刃の技術を追求していくことで、好みに合わせた処理が行える付属品のアタッチメント刃も装備しています。
このように、今後もお客さまの声を取り入れながら、驚きを提供できるような商品をつくりだしていきたいですね。
ブランド情報
パナソニックは、家電、住宅、車載およびB2Bの分野でお客様向けに多様なエレクトロニクス技術およびソリューションを提供するグローバルリーダーです。
2018年に創業100周年を迎えたパナソニックは、部門を越えてイノベーションを通じた新たな価値を追求し、お客様にとってのより良い暮らし、より良い社会を実現します。
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