夏のむくみの原因とむくみに効く食べ物とは
この記事の監修者
野菜ソムリエ
吉田めぐみ
なぜ夏はむくみやすいのか?
むくみ(浮腫み)とは、細胞組織に含まれる水分と血液の圧力バランスが崩れることで、細胞組織に水分が溜まり腫れてしまう症状のことです。
長時間立っていたり、運動不足に睡眠不足、それこそ水分の摂りすぎや、病気や薬の副作用など原因は様々ですが、夏だからこそ考えられるむくみの原因があります。
その一番の原因とは、体の冷えによるもの。冷房のきいた室内にいたり、冷たい飲み物を摂りすぎたりすることで体が冷えてしまい、温かい血液が体の隅々まで行き届かず、それによって水分の代謝も滞ってしまうというわけです。
同時に、体が冷えることで汗をかきにくくなっていることもあげられます。夏は水分を意識的に補給していると思いますが、汗をかかない場所に長くいることで体内に過剰な水分が残った状態になってしまいます。
また、夏の暑さによる体力の低下も原因のひとつと考えられます。
室内にいる時とは逆に、屋外での過剰な発汗が体温調節機能を頻繁に働かせ、疲労しやすくします。体力が低下することによって体内の血流を循環させる機能が弱まり、体の一箇所に血しょうが溜まることでむくみの症状へとつながったり、体の機能を正常に働かせるために必要な栄養素も不足させてしまいます。
体に溜まった余分な水分を排出する野菜
過剰に摂取した余分な水分を排出させるためには、利尿作用のあるカリウムを多く含む食材を食べるのがオススメです。そしてカリウムこそ、きゅうりやトマトなどの「夏野菜」に多く含まれている栄養素です。
酢の物やビネガードレッシングを使って調理すれば、同時に疲労回復効果のあるクエン酸も補給することができるのでオススメです。疲れやすい、そしてむくみやすい夏を乗り切るためにも、意識して食べてみてください。
