注意!むくみやすい食べ物
この記事の監修者
管理栄養士
北川みゆき
体のむくみを解消するため、日頃からマッサージをしたり、食べ物や飲み物を意識する方は多くいらっしゃいます。実際にむくみが起こってから対処をすることも必要ですが、むくみづらい体づくりを心がけることも大切です。一体どのような食べ物に気をつけるとよいのでしょうか?
むくみとは?
まず、むくみとは体内の細胞組織に含まれる水分が何らかの原因で異常をきたし、増加した状態のことを指します。初期段階では寝起きで鏡を見た際に顔が腫れぼったくなっている、夕方になると履いていた靴が窮屈に感じる、急激に体重の増加が見られるなどが挙げられます。症状が強くなるとむくんでいる箇所を指で強く押した際、指の跡が残ることもあります。
塩分とむくみの関係性
梅干し、ラーメン、味噌汁、ハムなどのように塩分を多く含んだ食品を食べると喉が渇きますが、これは体内でナトリウム濃度を下げようとする調節機能が働き、体が水分を摂りこもうとするためです。塩分を過剰摂取すればするほど、この働きによって体内の過剰な水分が排泄されにくくなってむくみを生じやすくなります。
<塩分の多い食べ物>
・漬け物、ラーメン、かけうどんなど
・かまぼこやはんぺん、薩摩揚げなどの魚の練り製品、おでんなど
・ハムやベーコンなどの加工品
ただし、塩分が少なすぎてもミネラルバランスが悪くなり、逆にむくみが生じやすくなる場合もあるため、やみくもに制限しないようにしましょう。
むくみづらい体を作るために
むくみづらい体を作るためには、塩分を多く含んだ食べ物を減らすことが大切ですが、そのための工夫として、漬け物なら浅漬けにしたり、麺類は汁を残す、また味付けに酢や柑橘類の絞り汁を足したり、香辛料、薬味なども加えることで、塩分を控えた薄味にすることが出来ます。
また、利尿作用のあるカリウムを多く含む食品(いも類、野菜類、きのこ類など)も積極的に食べることもオススメします。
