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体を温めるお茶ってどんなお茶?

北川みゆき

この記事の監修者

管理栄養士

北川みゆき

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お茶

東洋医学の世界では「寒熱(かんねつ)」の考え方を非常に大切にしており、飲食するものにも、それぞれ体を温めるものと冷やすものがあるとされています。そして、人それぞれの体質に合わせて摂取することで、病気を予防し、健康維持を図るものと考えられています。

体を温めるお茶とは?

体を温めるお茶といえば、単純に温度が高いものを想像しがちですが、先ほどの東洋医学の考え方でいえば、日本茶は体を冷やす作用があるといわれています。では、逆に体を温めるお茶にはどのようなものがあるとされているのでしょうか?おおまかには、茶葉を発酵させたものがそれにあたります。

紅茶

紅茶は茶葉を発酵させた発酵茶。紅茶はリラックスタイムに飲むイメージがありますが、カテキンが含まれており、中性脂肪やコレステロールを下げる働きもあるため、運動前に摂ることもオススメします。

烏龍茶(ウーロンちゃ)

発酵具合としては、紅茶よりも半分程度の半発酵茶。健康や美容のイメージも強く、日本でも食事中に飲むお茶として普及しています。

ほうじ茶

緑茶を焙煎させて作るのがほうじ茶です。発酵茶とは変わりますが、香りによるリラックス作用が血液の巡りを促し、体を温めるといわれています。カフェインが緑茶と比較すると少ないので体にやさしいと言われています。

ジャスミン茶(茉莉花茶)

ジャスミンの花で香りをつけたお茶で、緑茶のように無発酵のものもあれば、半発酵したものなどさまざまです。こちらも気分をリラックスさせる作用があり、安眠を促す働きもあるため、寝る前に飲むのもよいでしょう。

どれ位の温度がいいの?

お茶にはそれぞれ、おいしさを引き出す適正温度があります。ほうじ茶、紅茶はいずれも100℃の熱湯にすると、渋みや香りの成分が引き出されやすいといわれており、ジャスミンティーは香りをより楽しみたい場合は90℃以上の熱湯で、お茶の葉の甘みを楽しみたい場合は80~90℃の温度にするとよいでしょう。

温かい飲み物を摂るメリットは?

寒い時期や体が冷えやすい方は、暖房器具の使用や衣服の調節、入浴など外部から体を温めるだけではなく、内臓から温めた方がよいという説があります。

温かい飲み物は、体を温めるだけではなく代謝をよくしたり、満腹感を高めたり、イライラを鎮める作用もあるそうなので、食べ過ぎを防ぐためにも、食前に飲むといいかもしれません。

また、お茶によって体を冷やす、温めるといわれてはいますが、飲み方や環境にも大きく左右されます。体を冷やすとされるものが悪いというわけではりません。何事もバランスを大切にしながら、その時々の体調に応じて飲むものを選ぶようにしましょう。

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