女性にオススメなのは?きのこの栄養と美容効果
この記事の監修者
管理栄養士
北川みゆき
ボリューム満点なのにカロリーが低いきのこ類には、ビタミンやミネラルなど栄養分がたっぷりと含まれています。今回は、美容の観点で一番オススメのきのこをご紹介します!
美肌にオススメのきのこは「まいたけ」
美肌効果が期待できるきのこは、ズバリ!まいたけです。
肌荒れを防ぐビタミンB2、お肌の潤いを保つトレハロースをはじめ、シミやそばかすの原因となるメラニン色素の発生を抑えるチロシナーゼ阻害物質も含まれており、美白効果やストレスが原因で起こる肌荒れを予防・改善する働きもあります。
このほかにも、便秘の解消に必要な不溶性食物繊維と腸内の環境を整えてくれる水溶性食物繊維の両方を含み、便秘によって引き起こされる肌荒れの改善にも効果が期待できるなど、女性にとっては嬉しいことばかり。また、むくみを解消するカリウムを含んでいたり、カロリーも低いためダイエットをしている方にも適しています。
きのこ類の栄養成分は?
また、きのこ類は全般的に便秘を予防する食物繊維、カルシウムの吸収を助けるビタミンDなどを含んでいます。そこで、その他のきのこが持つ栄養成分とその特徴についてもご紹介したいと思います。
■エリンギ
コリコリとした食感があり、クセのない味が特徴のエリンギ。エリンギには、抽出物に中性脂肪の吸収を抑える働きがあることがわかっています。また、肌荒れを防ぐビタミンB2やむくみを解消するカリウムも豊富に含まれています。
■えのきだけ、なめこ
肝臓や腎臓の機能を高め、神経の興奮を落ち着けるギャバという成分が含まれているだけでなく、疲労回復に作用するビタミンB1は他のきのこと比較するとダントツに多く含まれています。
■しいたけ
老化を防ぐ働きのあるグルタミン酸や免疫力を高めるβ-グルカン、ビタミンDへと変化するエスゴステリンを含んでいます。特に干ししいたけは栄養成分が凝縮されており、保存も効くので料理に積極的に使うとよいでしょう。
■マッシュルーム
カリウムやビタミンB2、食物繊維が多く含まれており、うまみ成分であるグルタミン酸もきちんとあります。
適度な歯ごたえで食感のよいきのこ、ぜひいろいろな調理法で楽しんでいただきたいものです。
