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豚肉の疲労回復効果と栄養

立原瑞穂

この記事の監修者

野菜ソムリエ上級プロ・栄養士・アスリートフードマイスター

立原瑞穂

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豚肉

豚肉の栄養素「ビタミンB1」

疲労、ストレス、肩こり。現代人なら必ずひとつは当てはまるのではないでしょうか?

これらの症状を緩和してくれるのが「疲労回復のビタミン」と言われている「ビタミンB1(学術名:チアミン)」です。

ビタミンB1はお米など糖質の代謝を促進し、身体全体の細胞を活発に働かせる原動力になります。また、皮膚や粘膜の健康を維持する働きがあるため美肌づくりに役立ちます。肌荒れや口内炎などの不調が現れたらビタミンB1が不足しているサインです。

お酒が好きな方、インスタント食品やスナック菓子を頻繁に食べる方は糖質の摂取量が多くなりがちなので、代謝物質であるビタミンB1が常に不足している状態です。

ビタミン不足というと、手軽に摂れるサプリメントに頼りがちですが、できれば毎日の食事の中からきちんと摂りたいものです。特にビタミンB1は身近な食品から摂取することができます。

それが豚肉です。豚肉のビタミンB1の含有量は食品の中でもトップクラスで、牛肉の8倍です。(五訂食品成分表による)他にも、太りにくい身体を作る「ロイシン」、睡眠障害を改善する「トリプトファン」、脳を活性化する「アラキドン酸」なども含まれています。

豚肉は脂が多いため敬遠してしまう方には、脂が少ないヒレ肉をオススメします。

女性にオススメなのは「ヒレ」

脂が少なく、しっとりと柔らかい最上位のお肉が「ヒレ肉」です。実は、ビタミンB1はヒレ肉に一番多く含まれています。タンパク質も多いため、ダイエット中で鶏のささみや胸肉ばかり食べて飽きてしまった方にもオススメです。

さらに、貧血に効果がある「鉄」、筋肉や神経の機能を正常に保つ「リン」、むくみに効く「カリウム」も含まれており、正に女性向けの食材と言えるでしょう。

調理上の注意点

ビタミンB1は水溶性なので、茹でる、煮るといった調理法だとビタミンB1が流れ出てしまいます。出来れば、揚げる、焼く、炒めるといった調理方法がオススメです。どうしても煮る調理法で作る場合は、汁も残さず食べましょう。

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