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稀にあるビタミンB群の過剰摂取

北川みゆき

この記事の監修者

管理栄養士

北川みゆき

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ビタミンB群

ビタミンB群とは、ビタミンB1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸の総称を指し、これらのビタミンがお互い助け合いながら身体に作用し、私たちの健康維持のため働いてくれます。

ビタミンB群は水溶性で、基本的には不必要な分が全て汗や尿などから排泄されるため、通常の食事を摂っている分には過剰症の心配はほとんどありません。

しかし、一部のビタミンについて、稀ではありますが過剰症に関する報告もされていますので、簡単にご紹介します。

過剰症を起こす危険性のあるビタミンB群とは?

疲労回復作用のあるビタミンB1、貧血を改善させるビタミンB12、ストレスを緩和させるパントテン酸、皮膚や粘膜を正常化させるビオチンについての過剰症は報告されていません。

しかし、ビタミンB2、ビタミンB6、ナイアシン、葉酸についてはサプリメントなどで大量摂取する場合の過剰症が稀に起こる可能性があります。

過剰症となる症状とは?

■ビタミンB2
しびれや痒みが出ることがあります。

■ビタミンB6
1日200~500mgの過剰摂取を続けた場合、手足のしびれや痛みなどの神経障害や感覚障害、腎臓結石ができる可能性があります。

■ナイアシン
一時的な皮膚の炎症、全身の痒みや顔面紅潮、ヒリヒリとした痛みが出る場合があります。過剰症がさらに進むと嘔気、嘔吐、便秘、下痢の症状や肝機能障害、劇症肝炎を起こす危険性も。

■葉酸
発熱、じんましん、神経障害などの症状が起こり、さらに摂取量の過剰な状態が続くと亜鉛の吸収が悪くなり、味覚障害などが出現する可能性があります。

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