グレープフルーツの栄養と5つの効能
この記事の監修者
管理栄養士
北川みゆき
グレープフルーツはボリュームたっぷり、みずみずしさの中に適度な酸味と苦味、甘味が絶妙なハーモニーを奏でる果物。そんなグレープフルーツの栄養と効能についてご紹介します。
グレープフルーツの栄養と効能
■ダイエット
グレープフルーツには、肥満の原因のひとつとなる糖質が少なく、香りの成分には、身体の細胞中に溜まっている中性脂肪の量を少なくする働きがあります。また、すでに溜まっている脂肪を減少させるだけでなく、中性脂肪の合成に関与している酵素の働きを抑える作用があるため、中性脂肪が貯まりにくい状態にする効果があるといわれているため、ダイエットを目指している方にはオススメです。
■ストレスの緩和
グレープフルーツには抗ストレス作用のあるビタミンCが豊富に含まれており、外皮の部分に含まれている成分には気分をリフレッシュさせる働きがあるので、これらの相乗効果でストレスが緩和されやすい状態になることが期待できます。アロマの成分にもグレープフルーツの精油成分が使われていることからもうなづけます。
■美白
グレープフルーツに含まれるビタミンCは、グレープフルーツを丸ごと1個食べるだけで1日の必要摂取量の約8割を満たすと言われるほど豊富に含まれています。ビタミンCはコラーゲンの生成やシミやソバカスを予防し、美白へと導く作用があります。
■コレステロール値を下げる
グレープフルーツには、水溶性の食物繊維であるペクチンという成分が存在し、食べ物などに含まれるコレステロールが体内に吸収されるのを防ぎます。それにより、コレステロール値を下げ、高血圧や動脈硬化の予防効果も期待できます。
■肝臓の機能を高める
グレープフルーツには、イノシトールとよばれる成分が含まれており、「抗脂肪肝ビタミン」ともよばれています。このイノシトールはバランスの悪い食事などによって起こる脂肪肝を予防し、肝臓の機能を正常に保つ働きがあります。
