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大人の女性に知って欲しいスーパーイソフラボンの効果とは?

篠原絵里佳

この記事の監修者

管理栄養士・日本抗加齢医学会認定指導士

篠原絵里佳

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植物の多くに含まれ、強力な抗酸化作用を持つポリフェノール。その1つである大豆イソフラボンは、女性ホルモンをサポートする働きがあることが知られています。最近では、大豆イソフラボンが腸内細菌の力で作られるエクオールという成分にも注目です。畑の肉ともいわれる大豆のパワーを紹介しましょう。

まず、イソフラボンの効果を知ろう

美容効果

エストロゲンとよく似た働きをする大豆イソフラボンは、性腺(卵巣)・胎盤・副腎皮質で生成・分泌されます。別名「美のホルモン」とも呼ばれ、肌の弾力やハリの元であるコラーゲンを生成し、肌のうるおいの源にもなります。

月経全症候群や更年期障害予防

1995年にA.L.Murkiesらが大豆と小麦を使って行った実験によると、毎日の食生活に45gの大豆粉末を加えた女性は、ほてりが40%減少したという報告があります。

また、大豆イソフラボンが頭痛、乳房痛、腫れ、けいれんを和らげることも報告されています。

大豆イソフラボンの化学構造がエストロゲンとよく似ているため、不足したエストロゲンに代わってその受容体と反応して補足的に働くため、更年期が楽になると考えられているのです。

今話題のスーパーイソフラボン:エクオールとは

近頃、話題になっているスーパーイソフラボン。そう呼ばれているのは、大豆イソフラボン(ダイゼイン)の代謝物「エクオール」のことです。

最初にエクオールへ注目が集まったのは1984年、米国のSetchell博士らによってエクオールが人間の体内で女性ホルモンのように働くという研究報告が発表されてからです。

それ以降エクオールの研究は重ねられ、2001年にオーストリアで行われた第17回国際栄養学会では、尿中のエクオール排泄量と女性の更年期症状に関する疫学研究が大塚製薬

佐賀栄養製品研究所によって発表されました。

これによると、いくつかあるイソフラボン類の中でも尿中にエクオールが排泄されている方、つまり体内でエクオールが作られている方は更年期症状が軽く、他のイソフラボン類の排泄は更年期症状の重症度には相関がみられないという結果となりました。

このような研究発表が重ねられることによって、更年期症状によいと考えられている大豆イソフラボンがもつ女性ホルモンのエストロゲン様作用の源がエクオールであると考えられ、スーパーイソフラボンとも呼ばれるようになったのです。

(参考
『エクオールとは?期待される更年期障害の改善効果について』)

エクオールに期待できる効果とは

具体的には、以下のような症状への有効性がいわれています。

  • 更年期症状の改善
  • 骨粗鬆症予防
  • 脂質代謝改善
  • メタボ予防
  • シワの抑制など肌への作用

エクオールには女性ホルモンのエストロゲン様作用、抗エストロゲン作用、抗アンドロゲン作用、抗酸化作用などが認められており、特にエストロゲン様作用は大豆イソフラボンよりも強く、細胞のエストロゲン受容体(レセプター)に入り込むことでエストロゲンに似た働きをしてくれます。

エクオールが結合するエストロゲン受容体は、子宮や卵巣、乳腺はもちろん、骨髄や肺、脳など体内の各臓器の細胞膜にあり、場所によって異なる性格を持っています。閉経してエストロゲンが減少した体内において、それぞれの受容体とエクオールが結合すると、骨細胞や血管内皮細胞などでは、エストロゲンのような働きをしたり、乳腺細胞などでは、抗エストロゲン作用を発揮するなど、上手く働きを補ってくれます。

エクオールが作れる人は限られている

女性ホルモンの減少によって引き起こされる更年期症状は、早いうちから腸内環境を整えることが大切です。エクオール産生菌を腸内にもち、エクオールを作れる人は日本人の2人に1人といわれています。エクオールを作れる人は、大豆や大豆製品をよく食べている人のほかにも、ベジタリアン、魚油の摂取量が多い人、食事に含まれる脂肪の比率が低い人といった報告もあるそうです。

欧米の産生比率が3.5人に1人という低い割合に比べて、伝統的な和食を食べている日本人に多いのもうなずけます。自分がエクオールを作れているのかどうかは、簡単な尿検査で調べることもできるので試してみてはいかがでしょうか。

大豆イソフラボンは1日の摂取量をきちんと守ろう!

大豆イソフラボンは、エストロゲンのホルモンバランスを整えることが期待されますが、過剰摂取は避けましょう。食品安全委員会では、1日の摂取の上限を70~75mg(サプリメントなど特定保健用食品の場合はアグリコン換算で30mg)としています。特に胎児、乳幼児、小児、妊婦、エストロゲンや甲状腺ホルモンを服用している人は、サプリメントからの摂取はせずに、食事からの摂取にしましょう。

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