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見過ごさないで!動悸・息切れは更年期が原因かも?

篠原絵里佳

この記事の監修者

管理栄養士・日本抗加齢医学会認定指導士

篠原絵里佳

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動悸

激しい動きや運動をしていないのに、動悸や息切れが起こると不安になりますよね。

動悸や息切れが起こる原因として、日頃の運動不足や加齢によるものだけでなく、更年期障害によって起きる場合もあります。今回は、更年期障害によって起こる動悸・息切れの対処方法についてご紹介します。

更年期障害でも動悸や息切れは起こる

更年期障害によって起こる動悸や息切れの場合、安静時でも動悸を感じたり、思うように呼吸ができなくなったりします。

これは、心臓や呼吸をコントロールする働きを担う自律神経が、女性ホルモンの減少に伴い乱れてしまうことが大きな原因です。さらに、更年期の症状に伴った精神的ストレスも原因のひとつと考えられています。

動悸、息切れ、めまいなどが起こる病気とは?

動悸や息切れ、めまいが起こった場合、病気の可能性も疑いましょう。例えば女性に多い貧血が起こった時も、動悸や息切れ、めまいなどの症状が現れやすくなります。また、卵巣ホルモンの分泌量が少なくなることで中年の女性に多いとされるバセドウ病などの甲状腺機能亢進症も、動悸の症状が特徴です。

その他にも心臓や肺の異常、喘息発作、または急性アルコール中毒などでもこれらの症状が起こる場合があるため、症状が続く方や不安な方は早めに医療機関を受診するようにしましょう。

動悸・息切れになった時の対処方法

■深呼吸をする
まず、動悸や息切れが起こった時には慌てず、ゆっくり深呼吸をしましょう。息を吐く時に、やや長めの時間をかけるよう意識するのがポイントです。

■アロマテラピーを活用する
アロマオイルを用いたアロマテラピーを行うのも、動悸や息切れを鎮める効果が期待できます。症状が出た時、ラベンダーやゼラニウムなどのアロマオイルをハンカチに1~2滴程度落とし、ゆっくりと深呼吸しながら吸い込むとよいでしょう。

更年期障害による動悸の場合

閉経前後10年間と言われる更年期ですが、女性ホルモンの急激な減少によって起こる様々な症状を改善するため、現在ではホルモン補充療法(HRT)が有効とされています。飲み薬、貼り薬などで減少するエストロゲンを補充するのですが、同時に漢方や抗うつ剤などを処方される場合があります。また、動悸で医療機関を受診すると、精神安定剤(抗不安剤)や漢方を処方される場合もあります。

一方、食生活の改善から症状を軽減することも選択肢のひとつです。ホルモンバランスを整えるために大豆イソフラボンの代謝物であるエクオール含有食品などにも最近注目が集まっていますので、試してみるのもよいでしょう。

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