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カリフラワーの旬と効能、品種と調理法

吉田めぐみ

この記事の監修者

野菜ソムリエ

吉田めぐみ

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カリフラワーは、日本には明治時代に入って来ました。しかし、当時は、食用としても、観賞用としても普及する事はありませんでした。

その後、日本での洋食文化の広まりや栽培技術の進歩により、昭和30年ごろから広く普及しました。ブロッコリーの突然変異で生まれたと言われているカリフラワー。

実は、日本で定着したのは、ブロッコリーよりも先なのですが、その後のブロッコリーの登場により、健康志向から栄養価の高いブロッコリーが人気を博します。しかし、実際のところ、ビタミンC含有量の面から見たとき、茹でた後のビタミンCの残存量を比べると、ブロッコリーもカリフラワーも大差がないと言われています。

主な栄養素

ビタミンC、ビタミンB1、B2、βカロテン、イソチオシアネート

食材の栄養成分と効能

カリフラワーは、特に加熱による損失の少ないビタミンCが多いのが特徴です。ブロッコリーも、ビタミンCが多いということで有名ですが、カリフラワーも調理後のブロッコリーに劣らず、ビタミンCが残ります。

それ以外にも、糖の代謝を促したり、疲労回復効果のあるビタミンB1や脂質の代謝を促したり、目や皮膚、粘膜の健康を保つビタミンB2も豊富に含まれています。

更に、抗がん作用の期待できるβカロテンやイソチオシアネートを含み、これらはビタミンCとの相乗効果で、生活習慣病や老化防止に効果があると言われています。

11月頃から3月頃まで。

お店での選び方

花蕾にうぶ毛が出ているものは、生長し過ぎているので避けるようにしましょう。また白い花蕾は、鮮度が落ちるとすぐに色が悪くなるので、変色したものや、はん点のあるものは、同じく避けるようにしましょう。

品種と特徴

ロマネスコ

イタリアの伝統品種。別名「うずまき」「さんごしょう」。黄緑色のごつごつとした見た目が特徴で、近頃、日本でも認識されつつあります。下処理として、さっと塩ゆでしてから、いろいろな料理に使う事ができます。

バイオレットクイーン

花蕾の部分が紫色の品種。紫色は、アントシアニンという色素が含まれているからです。アントシアニンには、抗酸化作用があります。

オレンジブーケ

花蕾の部分がオレンジ色の品種。オレンジ色はカロテンが多く含まれているからです。茹でると色がもっと濃くなります。

保存の仕方

ラップで包んで、冷蔵庫の野菜室に保存しましょう。古くなってくると、白い花蕾の部分が変色してくるので、なるべく早めに食べるようにしましょう。

茹でてから冷凍も可能ですが、その際には、水分をよくきってから冷凍しましょう。水分が残っていると、解凍した際に、味も食感も悪くなる場合があります。

下処理

下茹でする

・カリフラワーは実は生食も可能ですが、特有のほろ苦さもあるので、基本、アク抜きのための下茹でする。

・小房にしてから茹でる時に、カリフラワーの甘みを引き出すための塩と、白い色を鮮やかにさせるために、お酢を少し入れる。

【手順】

1.小房に分けてから、熱湯に塩少々と酢少々を入れて、その中でさっと茹でる。短時間で食感がしっかり残る程度で良い。

切り方

小房に分ける

【ポイント】

・花蕾に刃を入れるとボロボロになるので、裏の茎の部分から刃を入れて、小房に分けるようにする。

【手順】

1.洗ったカリフラワーの葉を取り除く。

2.カリフラワーを裏にしてまな板にのせる。

3.左手でぐらつかないように、しっかり固定し、茎元を枝分かれしている部分のスレスレのところで切り落とす。

4.茎元の真ん中に少し縦に切り込みを入れ、その切り込みにそって、両手で割るようにして、カリフラワーを半分にする。

5.枝分かれしている小房の茎を一つ一つ切り落とす。

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