秋は内側からもうるおいケア!「飲むコラーゲン」の上手な活用法

秋は内側からもうるおいケア!「飲むコラーゲン」の上手な活用法

管理栄養士 ひろのさおりさん

ぐっと気温が下がり、かさつきやハリ不足が気になる10月。化粧品による保湿ケアも欠かせませんが、美容に役立つとして人気の「飲むコラーゲン」を取り入れてみませんか?

今回は「コラーゲンの肌への働き」や「上手な選び方・飲み方」をピックアップ。管理栄養士であるひろのさおりさんからもお話を伺いましたので、ぜひ参考にしてください。

まずは知りたい!コラーゲンの働きや必要性って?

コラーゲンとは、私たちの身体を構成しているタンパク質の一種。肌、臓器、筋肉や腱、軟骨、髪や爪など体内のあらゆる部位に存在し、特に肌の奥にある「真皮」の7割は、コラーゲン線維でできています。

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真皮のなかのコラーゲンは網目状に張りめぐらされ、しなやかさやみずみずしい美しさを支えています。

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ところが体内でコラーゲンを作る働きは、20代を過ぎるとどんどん減少。
紫外線やストレスなどのダメージが加わると、質も低下してしまいます。

そこで取り入れたいのが、サプリやドリンクなどの「飲むコラーゲン」で内側から補う方法。特に夏の紫外線ダメージが残る一方、冬に向けて乾燥が進む今の季節は、コラーゲンを積極的に取り入れるのがおすすめです。

「飲むコラーゲン」を上手に選ぶポイントは?

各社からさまざまな種類・形状で販売されているコラーゲン。「違いがわからない」「どこに注目して選べばいいの?」…と悩んでいる方も多いのでは?

そこで、栄養のプロである管理栄養士のひろのさんに伺いました。

分子量の小さい「コラーゲンペプチド」であることが大前提!

美のひとさじ編集部(以下、編集部)

コラーゲンといえばフカヒレや鶏の手羽先などの食品に多く含まれることで有名ですが、そのまま食べればいい…というものでもないようですね?

ひろのさおり(以下、ひろの)

コラーゲンを食べ物から摂取すると、他のタンパク質と同様に細かいアミノ酸に分解されてしまうため、「直接肌のコラーゲンになるわけではない」という考え方が主流です。

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編集部:

食品からたくさん摂っても、肌に使われるとは限らないんですね…。効率よくアプローチするには、コラーゲンを低分子化した「コラーゲンペプチド」がよいと聞きました。

ひろの:

コラーゲンを細かく分解したコラーゲンペプチドは一部がそのまま体内へ吸収され、必要な部位に届くことが報告*されているんですよ。

編集部:

コラーゲンペプチドを選べばハリの源にアプローチでき**、みずみずしさやハリのある毎日に役立つ***ことも確認されているんですね。

混じりっけのないものを選ぶ

編集部:

コラーゲンペプチドから選ぶとして、次にどんな点に注目するとよいですか?

ひろの:

同じ量を摂るのであれば、高純度の製品の方が美容サポートに役立つといえるでしょう。安価なものは他の成分でかさ増しされているものがあるので、成分表示をしっかりチェックしましょう。

編集部:

なるほど。他の美容成分などが混ざっていると、コラーゲンそのものの品質も、わかりにくくなるおそれがあるんですね。

ひろの:

また、他の成分が添加されているものは、糖質や脂質含有量、すなわちカロリー(エネルギー)が高くなる可能性もあります。

編集部:

コラーゲンって独特の味やにおいがあるので、おいしく飲めることばかり重視していましたが…カロリーオーバーにならないよう、気を付けたいと思います!

「毎日続けやすい」ことも大切!

編集部:

その他には、どんな点に注目するとよいですか?

ひろの:

年代にもよりますが、皮膚には1か月程度の新陳代謝サイクルがあります。そのため美容のサポートに役立てるには、長く継続して摂取することが大切。リーズナブルで続けやすいものを、日々取り入れるようにしましょう。

編集部:

たまに飲むのではなく、毎日コツコツ飲み続けることが大切なんですね。形状についてはいかがですか?

ひろの:

味に主張のないパウダータイプのコラーゲンは、飲み物や味噌汁・スープ、料理などに簡単に溶かせることで、日常的に摂りやすくおすすめ。忙しく時間のない朝は、ヨーグルトやコーヒーに。冬は鍋のスープに入れた「コラーゲン鍋」もいいですね。

編集部:

これから寒くなってくると、温かい飲み物やお鍋に入れるとおいしく摂取できそうですね♪

ひろの:

逆に、できるだけ手間をかけずに摂りたいという方は、そのままおいしく飲めるドリンクタイプや、手軽な錠剤タイプもよい選択かもしれません。

編集部:

毎日続けるためにも、取り入れやすい形状にこだわって選ぶといいんですね。

コラーゲンを上手に摂取するコツは?

編集部:

上手に摂取するコツについても教えてください!

ひろの:

飲むコラーゲンはタンパク質消化吸収のリズムを考えると、最低でも1日1回を目安にしたいもの。お薬ではないので、自身の生活リズム内でお好きな時間帯に摂るとよいでしょう。

ただし一度にたくさん摂ればよいというものではないので、適正量は守ってくださいね。

編集部:

はい!何か一緒に摂るとよい栄養素はありますか?

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ひろの:

ビタミンCには、コラーゲンの生成を手助けする作用があります。ビタミンCは主に野菜・果物に含まれているので、積極的に取り入れてみてください。

編集部:

美容にうれしいビタミンといえばビタミンCですもんね。覚えておきます!逆に、注意したほうがよいことは?

ひろの:

「コラーゲンを摂取しているから」と、日ごろの食生活や生活習慣にあまり意識が向かない方も少なくないようです。

正しく美容・健康効果を得るには、主食・主菜・副菜の揃った、栄養バランスのよい食事を摂ることも大切。また、適度な運動習慣、良質な睡眠を確保することで、自律神経が整えられ、美容や健康をサポートすることにつながります。あわせて心がけるようにしましょう。

編集部:

本来の身体の機能がしっかり働いていないと、せっかく摂ったコラーゲンも無駄になってしまいますもんね。

ひろの:

日頃おにぎりやパン、麺類など炭水化物中心の食事ばかりの人は、タンパク質不足を補うためにもタンパク質の一種であるコラーゲンを足してあげるとよいですよ。いろいろ試してみて、自分が取り入れやすい方法を見つけ、続けましょう。

編集部:

ありがとうございました!みなさんもぜひ「飲むコラーゲン」を取り入れて、ぷりぷりの毎日をキープしちゃいましょう。

* Misato Yazaki,et al.Oral Ingestion of Collagen Hydrolysate Leads to the Transportation of Highly Concentrated Gly-Pro-Hyp and Its Hydrolyzed Form of Pro-Hyp into the Bloodstream and Skin, J.Agric.Food Chem 2017; 65(11): 2315–2322
** Postlethwaite A E,et al.Chemotactic attraction of human fibroblasts to type I, II, and III collagens and collagen-derived peptides, Proc Natl Acad Sci U S A 1978; 75: 871-875
*** 松本 均ほか. コラーゲンペプチド経口摂取による皮膚角層水分量の改善効果, 日本食品科学工学会誌 2009; 56(3): 137-145

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プロフィール紹介
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ひろの さおりさん

管理栄養士・料理家 株式会社セイボリー 代表取締役

大学院で食品科学を学びつつ、フリーの管理栄養士としてレシピ開発や出張料理サービスをスタート。院修了後は食事指導やセミナー活動など食関連サービスに広く携わる。著書に「小鍋のレシピ 最新版」(辰巳出版)など。1児の母。

大学院で食品科学を学びつつ、フリーの管理栄養士としてレシピ開発や出張料理サービスをスタート。院修了後は食事指導やセミナー活動など食関連サービスに広く携わる。著書に「小鍋のレシピ 最新版」(辰巳出版)など。1児の母。

提供元:有限会社九南サービス 掲載日:2021/06/30