毎日、見て触れるお肌に「この感じ、スキンケアだけじゃもうダメかも…」なんて思うこと、増えていませんか?そんなときは、コラーゲンを使った「インナーケア」が得策です!身体の内側からも「ハリ」と「弾力」を仕込んで、あなたをサポートしてくれますよ。管理栄養士の土肥さんに、コラーゲンのコト・疑問・レシピについて教えていただきました。
コラーゲンは「ぷるぷる」「ツヤツヤ」とした美肌の維持に必要不可欠な美容成分で、わたしたちのお肌(真皮)の約70%を占めています。 しかし、年齢と共に体内で生成されづらくなるので、他から補うしかありません。ですが、化粧品に含まれる「コラーゲン」は真皮まで届かないんです。軟骨や牛すじなど、コラーゲンを豊富に含む食材もありますが、毎日食べるとなると、ちょっと大変ですよね…。そこで!管理栄養士の土肥さんに、コラーゲンの上手な摂取方法や疑問について、お答えしていただきました。
効率良く摂取をするなら「コラーゲンペプチド」を選びましょう。
「コラーゲンペプチド」とは分子の小さいコラーゲンのことです。コラーゲンはアミノ酸(タンパク質)が複数結合したもので、構成によって呼び方が変わります。
いままではコラーゲンを摂取しても「アミノ酸(タンパク質)に分解されてから吸収される」「それなら他のたんぱく質を取るのと同じで、あえてコラーゲンを摂取する必要がない」と言われてきました。
ですが、近年の研究結果により、コラーゲンペプチドの状態で摂取をすると、その一部は分解されずペプチドの状態のまま吸収されることがわかり、美容や健康のサポートをしてくれることが解明されたのです!
コラーゲンを摂取する際は、「コラーゲンペプチド」かどうか、ぜひチェックしてみてくださいね。
「続けやすさ」だと「動物性」、 「質」だと「海洋性」のコラーゲンがいいと思います。
好みによりますが、わたしは「粉タイプ」をオススメします。
ドリンクタイプはコンビニでも手軽に買えますし、1本で1日分のコラーゲンを補えるものがたくさんあります。ですが、コラーゲン独特の香りをカバーするために、香料や甘味料などの添加物を使用していたり、濃い味つけをされたものも多いので、好みがわかれやすいかもしれません。
その点、粉タイプは香りや味が気にならず、コーヒーやジュース、お料理に混ぜたりできるので、自分好みにアレンジができます!ビタミンCと合わせて摂取すれば、より効果的ですし、バランスの良い食事と組み合わせることで、1日のコラーゲン摂取量もクリアできますよ。
コラーゲンと相性の良いレシピもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
コラーゲンの吸収や合成には、アミノ酸バランスの良いたんぱく質やビタミンC・鉄・亜鉛といった栄養素が必要不可欠とされているのですが、このレシピではそんな栄養素がしっかり摂れる内容になっています。
牛肉はアミノ酸バランスの良いたんぱく質に加え、鉄や亜鉛も摂取できます。赤身の多い部位を選ぶのがベストです。パプリカは野菜の中でもトップクラスと言われるほどのビタミンC含有量を誇り、β-カロテンやビタミンEも豊富。チンゲン菜にも抗酸化作用や美肌効果が期待できる栄養素が多く含まれています。これらの食材を取り入れることで栄養も彩りもバランスがよくなりますよ。
ビタミンCを豊富に含むゴールドキウイや、アミノ酸バランスの良いたんぱく質が摂れるヨーグルトを使用しているため、コラーゲンの合成に効果的です。
りんごにもビタミンCが含まれており、その他にも抗酸化作用のあるりんごポリフェノール(プロシアニジン・カテキン・ケルセチン・クロロゲン酸など多くのポリフェノールの総称)も含まれているため美肌効果が期待できます!